『令和8年度浅間山開き・ 山岳遭難防止のための広報啓発活動(26.5.8)』
浅間山が山開きを迎え、8日(金)、
小諸市側の登山口となる
天狗温泉浅間山荘前では安全祈願の神事、
そして山開きセレモニーが行われました。
また、これに併せ、
県警察本部長ほか警察署員による
山岳遭難防止のための広報啓発活動も
行われました。
この日は初めに行者による祝詞と
玉串奉奠が行われ、ことしも無事
山開きとなりました。
こもろ観光局では毎年、夏山シーズンに合わせ、
山開きセレモニーを行っています。
会場では大浅間火煙太鼓による演舞や
数量限定で記念品の配布などが行われ
にぎわいを見せていました。
また、「カモシカ見るまで帰れまてんツアー」と題した
ガイドツアーも企画され、
それを目当てに訪れた人も多くいました。
登山客
「東御市からです。
登山歴としてはまぁまぁ長い方なんですが、
浅間山の開山式は初めて来ました。
友人に誘われて来ました。
『カモシカ見るまで帰れまてんツアー』を
楽しみにしています。
あと終わった後の温泉ですかね。」
「上田市から来ました。
(浅間山の登山は何回目でしょうか?)
きょうで3回目です。面白かったので…
それとあときょうの開山式も前から出たくて、
きょうやっと都合をつけて来た感じです。
『カモシカ見るまで帰れまてんツアー』も
出たかったので、きょう来ました。
ことし登山初めてなので、
怪我のないようにだけして
帰ってきたいと思います。」
セレモニーが始まると、
こもろ観光局の富岡正樹理事長はじめ
来賓3人があいさつに登壇。
浅間山開きが県下で
年内最初に迎える山開きであることや、
「火山防災の日」など
小諸発の記念日があることなどに触れながら、
地域の財産として浅間山を守っていく
姿勢を話しました。
その後安全祈願の火入れ式が行われ、
用意されたやぐらに火が灯されると、
いよいよ祈念登山がスタートです。
また、セレモニーの後、
小諸警察署及び佐久警察署による
山岳遭難防止のための広報啓発活動も
行われました。
啓発活動には、両警察署の署員の他、
長野県警から阿部文彦本部長が参加し、
登山者に対してチラシが配られました。
浅間山は、2023年3月から
噴火警戒レベルが2に引き上げられています。
山頂火口からおよそ2キロメートルでは
大きな噴石や火砕流の可能性があることから、
賽の河原分岐点から前掛山までの
登山道は規制中です。
小諸警察署 山岳高原パトロール隊 高見澤博さん
「去年春山では、山岳遭難が81件、
15名の死者、93名の方が負傷されております。
去年の長野県の4月から6月の
春山の遭難件数になります。
なるべく皆様に楽しく山を登ってもらうために
広報を計画致しました。
浅間山では急な斜面が多い所もありますので、
滑落などの事故が多いです。
それで動けなくなるという事故が多いので、
その辺は注意してほしいかなと思います。
春山の遭難の注意点としまして、
まず一点目が
「体力に合った山を選定する」ということ。
二点目が、家族にちゃんと
『こういう山を登りますよ』と
報告してもらうこと。
三点目は、天気が春は雪が降ったり
雨が降ったり不急な変更がありますので、
そんな中で
「ちゃんと天気を見ながら行動する」こと。
あと「単独では登らない。複数で登る」ことを
広報していきたいと思っていました。
積極的に山の登山口などで広報啓発活動をして、
皆様が登りやすく楽しく山登りできるように
広報していきたいと思います。」
去年1年間の浅間山で発生した遭難者は2人。
小諸警察署は、「足元に注意して滑落を防ぐ」ほか、
「鈴や専用スプレーなどのクマ対策」についても
徹底的に呼びかけていきたいとしています。