『令和4年度天王社祇園祭典神事(22.7.10)』

           
        Posted on 2022年 7月 15日      
     
        新型コロナウイルスの感染防止のため、 ことしも中止となった天王社祇園祭典の神輿巡行。 10日(日)には、氏子総代らが集まり、 神事のみが行われました。
天王社祇園祭典は、毎年健速神社の祇園祭と同様、 五穀豊穣・無病息災を祈り、 7月13日に最も近い日曜日に行われる伝統の祭典です。
祭典の見どころは、市町・新町に住む神輿係が 昭和32年に住民から寄付されたみこしを担ぎ、 終日、地域を練り歩くみこし練りです。 10時間以上に渡って行われる勇壮な神輿練りは、 地域の人々を魅了します。
ことしは去年、おととしに続き、 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、 神輿の巡行は中止となり、 神事のみが行われました。
氏子総代栁澤さん 「ことしはまた新型コロナウイルスの感染予防防止ということで、 大変残念ですが中止とさせていただきました。 本当に神輿係からは区内だけでも担ぎたいという 強い要望がありましたけども、 区民の皆さん、神輿係の健康、安全面を考えて 中止とさせていただきました。 今回は最後の最後まで苦渋の決断となりました。」
10日(日)、市町にある天王社で行われた神事には 祭典を主催するあおき自治会の会長や氏子総代、 それに歴代の区長や氏子総代など およそ40人が出席しました。
宮司による祝詞の奏上が行われたのち、 参加者が玉串をささげ、地域の安寧、 そして感染症の収束を祈りました。
ことし新たに新町区の氏子総代となったのは彦坂一光さん。 20年ほど前には神輿係の担ぎ手も務めていました。
氏子総代彦坂さん 「氏子総代としてことし、来年とやるわけですけども、 本神輿そのものがここ3年やっていないわけですから、 どういうふうにやるのかどういう準備をやるのか、 そのあたりのことが来年、 自分としては心配で、困っているところです。 そうはいってもみんなが待ち焦がれているものですから、 何とかやるとなれば盛大にやってあげたい、 そんなふうに思っています。 その時は歴代の氏子総代さんに協力をしていただいて、 どういうふうにすればいいんだという場面 相当あると思いますけどね、 一応、来年度はそんな風にと考えております。」
担ぎ手の神輿係を代表して、宿岩勇太さんも出席。 3年連続の巡行中止に、 「来年こそ」と思いを新たにしている様子でした。   神輿係 代表宿岩さん 「3年中止ということで、ことしは4年目なんだけど、 神事玉串のほうやらせていただいて、良い経験になったと思います。 みんなことしは担げるの?みんな中止になっちゃうの? とかの連絡があったんですけど、ことしは最悪の状態、 また中止ということになったので、 みなさん来年に向けて、これから筋トレでもなんでもしてもらって、 来年に向けてやってもらいたいと思っています。 来年は担げるようにお祈りしてもらって、 来年一生懸命担いでもらって、 去年うるしを塗り替えてもらったので、 いい神輿練りをさせていただきたいなと思っております。」
3年連続で中止となった天王神輿の巡行。 楽しみに待つ地域の人たちのため、 来年に思いを託します。
氏子総代栁澤さん 「来年はきょうからはじまっていますので、 来年こそ、新型コロナウイルスが退散しまして、 1日従来通りの神輿練りができるようにしたいと思います。 またこの天王社祇園祭というのは、 区民の皆さんにとっても楽しみにしている一日です。 お正月と並んで、大切な一日でございますので、 一日でも早く退散しまして、 従来通りの神輿練りをしたいと思っております。」
氏子総代彦坂さん 「みなさんが神輿に対して離れてしまうのが残念だと思いますから、 何とか来年はそれを引き戻すような 神輿練りができればと思っています。 また頑張りたいと思います、よろしくお願いします。」     
   
 
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