『令和3年度「新エネ大賞」で資源エネルギー庁長官賞受賞 (22.3.3)』

           
        Posted on 2022年 3月 16日      
     
        一般財団法人「新エネルギー財団」が主催する「新エネ大賞」で、 下水熱を利用した産官学一体の取り組みが、 資源エネルギー庁長官賞を受賞しました。
下水熱を利用した取り組みは、 小諸市とJA長野厚生連 浅間南麓こもろ医療センター、 株式会社シーエナジー、信州大学、 それに市庁舎と医療センターの設計に携わった 株式会社石本建築事務所の 産官学5団体が行っているものです。
このたび、一般財団法人「新エネルギー財団」が主催する 令和3年度「新エネ大賞」で、 資源エネルギー庁長官賞を受賞しました。   「新エネ大賞」は、 優れた新エネルギーの導入事例などを表彰するもので、 今回、60件の応募の中から20件が表彰を受けました。
小諸市は平成25年に、 まちの活性化や地域医療の機能維持を目指し、 集約都市開発事業を中心とした 「第一期小諸市低炭素まちづくり計画」を策定。
翌、平成26年に、 市と「こもろ医療センター」を運営するJA長野厚生連は、 「エネルギーの相互利用」、 「エネルギーサービス事業の導入・共同選定」を含む 「エネルギー利用に関する協定」を締結しています。   病院完成後の平成29年12月から、 市庁舎と浅間南麓こもろ医療センターで 熱エネルギーを融通し合っている他、 医療センター近くの下水管およそ80メートル区間から 下水熱を採熱し、 病院向けの給湯の加温に利用しています。   公募型プロポーザルによって選ばれた 中部電力のグループ会社「株式会社シーエナジー」が、 エネルギー供給設備およびエネルギー相互利用設備の 管理を行っている他、 医療センター近くの下水管に下水熱採熱設備を施しました。
民間事業者が下水道管内を流れる下水から 熱を回収することが可能となった 平成27年の下水道法改正後、 国内初となる 民間事業者による 公共下水管路からの下水熱の利用例であることが 高く評価され、 今回の受賞に至りました。
下水熱とは下水管を流れる水が持つ熱エネルギーを指します。 下水の温度は外気に比べて年間を通して安定していて、 この熱エネルギーを冷暖房や給湯などに活用することで、 省エネ・省CO2効果が期待できるとされています。 今回、信州大学が、下水熱利用の データ分析と効果の検証に協力しました。   この取り組みでは、 既存の下水管の内部に採熱チューブを設置し、 下水からヒートポンプで熱をくみ上げて、 こもろ医療センターの給湯に利用。
株式会社シーエナジーによると、 こもろ医療センターの給湯のおよそ1割が、 この下水熱を利用しているといいます。
産官学一体となって下水熱の利用を実現した小諸市。 他の自治体への波及効果も大いに期待できるモデルとして 注目されています。
シーエナジー伊藤さん 「改正下水道法というものが施行されまして、 下水道の管の中から熱を採って事業をすることが可能となりました。 改正法が施行されて、国内では 民間初の下水熱を使う事業というところが評価されています。 また、今回ですと、小諸市、我々シーエナジー、 医療センター、信州大学、石本建築事務所さんといった 産官学一体となった取り組みっていうところも評価されまして、 今後の普及などが期待された事業ということで、 受賞に至ったと考えております。 地方のこういった行政とかが抱える、 コンパクトシティを目指すでしたり、 脱炭素、環境負荷低減っていうところの、 再生可能エネルギーってそういったものを実現する1つのモデル事業として、 普及でしたり、今後普及性が高いっていうところは、 価値の高い部分かなと思っております。 この事業自体は、国内で民間初っていうことで取り組ませていただきましたが、 これを1つのモデルとして、下水熱でしたり、 下水熱以外の再生可能エネルギーっていうもの、 だんだん認識が高まってきていますので、 こういったモデルを活用して、 様々な地方で抱える課題の解決になればいいなと思っておりますし、 手助けができればいいかなと思っています。」

大池下水道課長 「日本初ということで、小諸市が関係してということで、 下水熱の取り組みを、シーエナジーさんの発案で 取り組みの方を進めていますけれども、 下水道 施設をうまく管理して使っていくというようなことだけじゃなくて、 そんな風な切り口で日本全国から興味をもっていただいて、 日本全国から来ていただいて、 それをきっかけに小諸市を知っていただいたというのが、非常に大きいかな。 厚生病院をこちらに建てたり、 市役所を先行するような形で建て替えたりということで、 一か所に集めて、コンパクトシティなんていうことを 銘打って取り組みの方をして、 脱炭素ということも、厚生病院さんの方と連携を組みながら協定を結んで、 その結果が下水熱を含めた熱融通をしていただいているというような状況もありますので、 下水熱はその中の一部ではありますけれども、 小諸市が目指している脱炭素というものについて 下水管が若干役に立てているのかなということは考えています。 これからどんどん普及が図れれば具合はいいかなと思いますが、 なかなか設置が大変な下水熱の利用になりますので、 またそのあたりは使っていただける民間のみなさんと打ち合わせしながら、 普及も図っていきたいなとは考えています。」     
   
 
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