『令和2年度子供の読書活動優秀実践校 ・文部科学大臣表彰に係る伝達表彰(20.5.25)』

           
        Posted on 2020年 6月 9日      
     
        小諸高校が 「令和2年度子供の読書活動優秀実践校」として、 このほど、 文部科学大臣表彰を受けました。 これを受け、先月25日(月)に 小諸高校で伝達表彰が行われました。
この日は、小諸高校図書館を会場に伝達表彰が行われ、 図書委員会 委員長の掛川藍さんと 副委員長の富澤和加さん、 図書館司書の蓬田美智子さんが 出席しました。   校長 「本校での取り組みは本当に 他に誇れるものという風に思っているところです。 おかげさまで、生徒のみなさんの読書量も ますます増えているところです。 特にこのコロナ禍にあっては一人で勉強する、 つまり、なにか本当の読解力、 ものを読んで理解する力が 一番必要になってきているんじゃないかな。 図書館と委員会が協力してですね、 ますます読書活動に励んでいただくことを期待しています。」 子供の読書活動優秀実践校・文部科学大臣表彰とは、 広く子供の読書活動についての 関心と理解を深めるとともに、 子供が積極的に読書活動を行う意欲を高める活動を 推進するため、 平成14年度から文部科学省が実施しているものです。 特色ある優れた実践を行っている学校・図書館・ 団体・個人に対し、大臣表彰を行っています。
今年度は全国の小中学校・高校など あわせて135校が受賞。 長野県内の高校からは小諸高校が 唯一の受賞となりました。
小諸高校では2年前から、 主体的に考え調べ、 表現する力を養わせたいという思いから、 図書館の授業利用に力を入れています。
図書館を学習の「場所」として積極的に開放し、 すべての教科で グループワークや調べ学習などに利用しています。 年々、授業での図書館利用が増えていて、 昨年度は年間およそ400時間の利用がありました。 また、レポートなど成果物を展示し、 図書館授業の見える化にも取り組んでいます。
さらに、学習センター・情報センターとしても活用できるよう、 図書館機能の充実にも力を注いできました。 平成29年には県から支給された生徒用タブレット40台を 図書館に導入すると共に、 wi―fiアクセスポイントを2か所設置。 授業では紙媒体情報も併せて活用し、 アナログ資料とデジタル資料の 統合的活用も推進してきました。
また、令和元年度からは図書委員会の提案により、 通年朝読書も実施。 毎朝、ホームルーム前の10分間、 各教室で一人ひとり好きな本を読みます。 これらの活動が評価され、 県教育委員会からの推薦を受け、 文部科学大臣賞を受賞しました。   掛川さん 「県内で高校では1校だけということで とても誇りに思っています。 先輩たちの代から朝読書に力を入れていて、 私たちが1年生の代からお試し期間で試してみて、 朝読書を取り入れるようになったんですけど、 今では一年間を通して朝読書をするようにしています。 そこに力を入れています。 アンケートをとるんですけど、 そのアンケートで、朝読書の時間があって、 本に触れる機会が増えただとか、 他のジャンルの本も読むようになったとか、 そんなうれしい声をいただけて、 とてもうれしいです。 新しい企画とかもっと足を運んでもらえるような 楽しい図書館を作り上げていきたいなと思っています。」
図書館は生徒たちにとって居心地のよい空間で、 昼休みや放課後にも利用されるほど。 学びの場、憩いの場として親しまれているということです。
蓬田さん 「ここで本を通してだけじゃなくて、 友達といろいろな作業を一緒にすることだとか そういうことを通して、 自分自身のことを考えたりっていう子もいますし、 ここで生徒たちを見ていると、 1年・2年・3年ってすごく1個ずつ ステップアップしていくっていうことが感じられる、 そういう場所です。 図書館に来れば自分が思っていること、 疑問に思っていることが解決できると思ってもらえる場所、 生きる力をつけてあげられる場所に していきたいなという風に思っています。」     
   
 
TOP