『令和2年健速神社祇園祭神事(20.7.12)』
ことしは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、
健速神社祇園祭と天王社祇園祭典の
神輿巡行が中止となりました。
そんな中、本来祭典が行われる予定だった
12日(日)には、両方の神社で神事のみが行われました。
健速神社の祇園祭は、五穀豊穣・無病息災を願い、 毎年、7月13日に一番近い日曜日に行われている、 伝統の祭典です。 今からおよそ450年前、 室町時代から欠かさずに続けられてきた祇園祭礼は、 平成27年6月、 小諸市の重要無形文化財にも指定されています。 祭りでは、神社の氏子である、 田町・六供・本町に住む 36人の男性が、 六角総けやき作り、担ぎ棒を入れると、 重さ700キロを超える神輿を 終日に渡り担いで区内や市街地を練り歩きます。 その勇壮さは見る人を魅了してやみません。 ことしは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、 神輿の巡行は中止に。 神社境内に神輿を置いて、 氏子総代や祭事委員を始め、 神輿係36人を代表して3人の総代が出席し、 地域の平穏と無病息災を祈願する神事のみが行われました。 疫病退散の神、スサノオノミコトを祭る健速神社。 神事では神主が祝詞を上げ、 新型コロナウイルスなどの疫病の退散を祈願し、 お祓いを行うと、 出席した関係者らが順番に玉ぐしを捧げました。 境内には、担ぎ手を務めている神輿係や、 地域の氏子たちが集まり、 神妙な面持ちで神事を見守っていました。 これまで戦時中に1度中止したことがあったものの、 それ以外は毎年欠かさずに続けられてきた 「健速神社祇園祭」。 健速神社氏子総代会では、 来年に向けて、更に良い祭りとなるよう 努力していきたいとしています。
氏子総代長 「こういう状況の中でやはりお神輿といえば、 諸説いろいろありますけども、 疫病退散ということの中で行われてきた神事でありますので、 そんな中で逆に疫病というか 新型コロナウイルスの影響を受けて 中止になるということの複雑な思い、 確かにみなさんからこんな時だからやるべきじゃないか というような声援をいただいたのは確かですけれども、 これを出す出さないかということに関しては 本当に苦渋の選択で、出さない方が伝統を守るという立ち場から 大事なことじゃないかなということで決断させていただきました。 普通だと例大祭が終わると、 また来年だね、頑張ろうねということになるんですけど、 ことしはこういう状況でいったんお休みをいただいたということで、 何百年も続いた伝統を一回切ってしまう、 事情はどうあれ切ってしまうということで、 再開するのにどうして再開したら良いのかということを 私たちは改めて考えなおさなきゃいけないんだろうなと思います。 これから一年かけて皆様に納得していただける、 喜んでいただけるお神輿にしていかなければいけないな ということで一生懸命、取り組んでいきたいなと思っております。」
健速神社の祇園祭は、五穀豊穣・無病息災を願い、 毎年、7月13日に一番近い日曜日に行われている、 伝統の祭典です。 今からおよそ450年前、 室町時代から欠かさずに続けられてきた祇園祭礼は、 平成27年6月、 小諸市の重要無形文化財にも指定されています。 祭りでは、神社の氏子である、 田町・六供・本町に住む 36人の男性が、 六角総けやき作り、担ぎ棒を入れると、 重さ700キロを超える神輿を 終日に渡り担いで区内や市街地を練り歩きます。 その勇壮さは見る人を魅了してやみません。 ことしは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、 神輿の巡行は中止に。 神社境内に神輿を置いて、 氏子総代や祭事委員を始め、 神輿係36人を代表して3人の総代が出席し、 地域の平穏と無病息災を祈願する神事のみが行われました。 疫病退散の神、スサノオノミコトを祭る健速神社。 神事では神主が祝詞を上げ、 新型コロナウイルスなどの疫病の退散を祈願し、 お祓いを行うと、 出席した関係者らが順番に玉ぐしを捧げました。 境内には、担ぎ手を務めている神輿係や、 地域の氏子たちが集まり、 神妙な面持ちで神事を見守っていました。 これまで戦時中に1度中止したことがあったものの、 それ以外は毎年欠かさずに続けられてきた 「健速神社祇園祭」。 健速神社氏子総代会では、 来年に向けて、更に良い祭りとなるよう 努力していきたいとしています。
氏子総代長 「こういう状況の中でやはりお神輿といえば、 諸説いろいろありますけども、 疫病退散ということの中で行われてきた神事でありますので、 そんな中で逆に疫病というか 新型コロナウイルスの影響を受けて 中止になるということの複雑な思い、 確かにみなさんからこんな時だからやるべきじゃないか というような声援をいただいたのは確かですけれども、 これを出す出さないかということに関しては 本当に苦渋の選択で、出さない方が伝統を守るという立ち場から 大事なことじゃないかなということで決断させていただきました。 普通だと例大祭が終わると、 また来年だね、頑張ろうねということになるんですけど、 ことしはこういう状況でいったんお休みをいただいたということで、 何百年も続いた伝統を一回切ってしまう、 事情はどうあれ切ってしまうということで、 再開するのにどうして再開したら良いのかということを 私たちは改めて考えなおさなきゃいけないんだろうなと思います。 これから一年かけて皆様に納得していただける、 喜んでいただけるお神輿にしていかなければいけないな ということで一生懸命、取り組んでいきたいなと思っております。」