『介護予防・日常生活支援総合事業 講演会(16.2.19)』

           
        Posted on 2016年 2月 25日      
     
       

これから変わっていく介護保険制度について

市民に理解を深めてもらおうと

19日(金)、ステラホールを会場に講演会が開かれました。

この日はデイサービスやデイケアなど

介護保険系サービスを行う事業所の職員や

民生児童委員など、

市民およそ160人が集まりました。

この講演会は、これから変わっていく介護保険制度について

市民に理解を深めてもらおうと

小諸市の高齢福祉課が主催したものです。

講師を務めたのは、高齢者福祉や認知症ケアを専門とする

日本大学文理学部心理学科の

内藤佳津雄教授です。

内藤教授は、厚生労働省が進めている

介護予防・日常生活総合事業について紹介。

現在、介護保険サービス事業者が行っている

訪問介護や通所介護について

今後は市町村が中心となって、

住民らが積極的に携わるようになるなどと説明しました。

75歳以上の人口が

現在の1.5倍になるとされる10年後に備え、

地域全体で介護予防や要介護者への

日常生活支援を行う仕組みを構築しようと

進められているこの事業。

平成27年4月から平成29年3月までの3年間で

現行のシステムから

市町村が中心となってNPOや民間企業、

それにボランティアなど地域の人たちが協力しながら

高齢者を支援するシステムに

移行していく計画となっています。

内藤教授はこうした動きの中で、

今後は高齢者自身も地域活動の担い手として

期待されると話していました。

最後に内藤教授は、

「これから先、高齢者が生きがいや充実感をもって

地域の中で生きていくためには

支え合える地域づくりが重要になってくる」と

参加者たちに呼びかけていました。

集まった人たちは、具体的なデータを挙げた

内藤教授の丁寧な説明に皆、興味深そうに耳を傾けていました。

     
   
 
TOP