『井子区 古文書の虫干し(22.3.13)』
井子区では、区が所有する古文書の劣化を防ぐと共に 区の歴史を後世に伝えていこうと、 年に1度、農閑期のこの時期に虫干しを行っています。
古文書は、以前、区の集会所で保管していましたが 湿気防止や虫除けの他、盗難、火災から守るため 昭和42年からは書庫を建てて保管しています。
この日は、区の書庫管理委員や役員ら8人が集まり、 木箱から慎重に古文書を取り出し 目録に書かれた順番に沿って 並べていきました。
虫干しされた古文書は、 かつて起きた水争いでの裁判記録や、 村ごとの水割合について奉行宛てに送ったとみられる 江戸時代の文書、 それに区の総会記録など 江戸から昭和にかけての古い書物、およそ120点です。
参加した人たちは、 区の歴史を伝える古文書の数々を 真剣な表情で読みながら 丁寧に空気にあてていました。
また、現在は行っていない「十九夜念仏」で祭っていた 木彫の仏像や、掛け軸も書庫から出され、 展示されました。
井子区では、区の貴重な財産である歴史の記録を 今後若い世代にも伝えていきたいとしています。
書庫管理委員長 「井子の財産ということで貴重な歴史を収納してあるわけですけれども、 毎年虫干しということで貴重な資料を後世に残そうということで、 歴史を伝えていくということで毎年本来ですと 2月11日にやるんですが、去年はコロナ禍で中止、 ことしは蔓延防止も解除されたということで、 時期をちょっと延ばしてですね、 ことしは虫干しの書庫開きをしたという状況ですね。 だいたいは水争い、井子糠地芝生田と3区、 それから滝原が絡んでいますよね、 多くは天池、深澤水系の分配をめぐっての 裁判の関係が残っているという状況ですね。 それが江戸時代からずっと伝えられているという状況ですね。 それからあと水の管理をどうするか、 水番のやり方、そういったところも記録されているということで、 水が非常に貴重だったということがよくわかると思いますね。 水は非常に重要だったということ、 それからそういったものが代々受け継がれて 今日が形成されているんだとそういったところを 少しでも若い人たちが学びとって またこの地を守っていくということに つながっていけばいいかなと思いますね。」