『中村峻司さん 第11回朗読の会(13・4・7)』
市内市町に住む中村峻司さんによる朗読会が、7日(日)、ほんまち町屋館を会場に開かれました。
会場となったほんまち町屋館には、毎回中村さんの朗読会に参加しているリピーターを中心に
およそ70人が集まりました。
中村さんは妻からの勧めで、およそ20年前に朗読を始め、
10年前に自身が還暦を迎えてからは毎年この朗読会を開いてきました。
11回目の開催となったこの日の朗読会では、藤沢周平の短編小説「山桜」を披露しました。
今の季節にぴったりな題名だということもあり今回の題材に選ばれたこの作品。
不幸な結婚生活を送っていた女性が、ある日偶然出会った優しい男性は、
かつて一度も会うことなく縁談を断ってしまった相手だと気付くところから物語は始まります。
その男性と出会ったことによる女性の心情や気持ちの変化などを、
中村さんは見事に読み上げていきました。
集まった人たちは物語にじっくりと聴き入り、中村さんが読み終えると大きな拍手を送っていました、
続いて今回は賛助出演として、佐久市在住で東信地域を中心に
「慶雲(けいうん)」の名で活動している朗読家、清水慶子さんによる詩の朗読が行われました。
清水さんは15年ほど前から金子みすずの詩を中心に読んでいます。
この日も、金子みすずの作品の中から数点を披露しました。
途中清水さんは、金子みすずの生涯について集まった人たちに紹介し、不遇な結婚生活を送り、
26歳という若さで自らの命を絶った彼女のことを思い浮かべながら朗読を聞いてくださいと話しました。
集まった人たちは詩に込められた作者の想いを感じ取るかのように、
神妙な面持ちで朗読に聞き入っていました。