『三岡地区行政懇談会(19.8.23)』

           
        Posted on 2019年 9月 10日      
     
        三岡地区の地域づくりについて話し合う この時期恒例の行政懇談会が 23日(金)に開かれました。
毎年この時期に開かれている三岡地区行政懇談会。 三岡地区の耳取・市・森山の3区が合同で、 将来を見据えた地域づくりを考える場になっています。 この日は、小泉市長をはじめ、市の関係者や 三岡三区の代表者などおよそ60人が集まりました。
町田区長会長 はじめに、町田隆区長会長が 住民総参加での地域づくりに向けて、 意気込みを話しました。   区長会長 「地味で小さなことから社会の変化は始まっていくと言われていますので、 区民住民総参加で、共につくり、共に生きていく意識を持たないと これからのコミュニティーは成り立っていかないと思います。 各区それぞれ、懸案はありますが、三岡地区共通課題として、 この地区がどう乗り越えて、次の世代につなげていくのでしょうか、 ということでやっていきたいと思っております。」
会議では、農業、子育て、防災の観点から、 代表者3人が意見発表を行いました。
農業分野については、 小諸市農業委員会の荻原勝己会長が、 「持続可能な三岡地区の農業について」と題し、 三岡地区の農業の課題と、その解決策を発表しました。 三岡地区では「農業の担い手の高齢化」が進み、 「後継者の育成」が課題となっています。 解決策として、後継者が農業で生計を立てられるよう、 付加価値の高い農作物の生産などを通して、 利益の出る農業を目指すことが挙げられました。
小泉市長は、 三岡地区の農業について次のように期待を述べました。 「小諸産の土でできたものをブランド化していく。 ここの農産物は、ここの土でなければできないわけですから、 他の地域とは違う差別化をはかって、 この地域はそういうポテンシャルをもっているっていう意味で、 そういう部分を生かしていきたいなって思います。」
その他にも、子どもたちを中心とする地域活動を大人が支え、 家庭と地域が協力して子どもたちを育てることや、 過去の災害から学び、 日頃から防災訓練を通して万が一に備えることなどが 提案されました。
意見発表を聞いた市長は、次のように所感を述べました。
市長 「子どもの数が少なくなってくる、 この地域を支えてもらうっていう意味では、 子どもを一つ通じてですね、 地域をまとめる本当に大切なことだと思います。」 「いざ災害に対しては、自分の命はまず自分で守る。 それから、手助けが必要な方には手を差し伸べる。 防災訓練でできないことって、本番でできないんですよね。 ぜひ、そういう機会をですね、 しっかりやっていただければと思います。」
さまざまな地域課題を聞いた小泉市長。 参加者により良い地域づくりへの協力を呼び掛けると共に、 三岡地域への期待を話しました。
住みやすい地域づくりに向け、 行政と住民が密に意見を交わしたこの日の懇談会。 農業や子育て、防災など、地域の課題に向け、 共通の認識を持つ機会となったようです。     
   
 
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