『一日税務署長 (21.11.12)』

           
        Posted on 2021年 12月 3日      
     
        国税庁と納税貯蓄組合連合会が 全国の中学生を対象に募集している 「税に関する作文」のコンクールで 関東信越国税局長賞に選ばれた、 小諸東中学校の柳琴葉さんが、 12日(金)に一日税務署長を務めました。
国税庁と納税貯蓄組合連合会との共催で 毎年、全国の中学生を対象に募集している 「税に関する作文」。 次世代を担う若者たちに 税についての関心を高めてもらうねらいがあります。
今年度は佐久税務署管内で、 12校から864編の応募があり、 小諸東中学校3年の柳琴葉さんが 関東信越国税局長賞に選ばれました。
柳さんは12日(金)に佐久税務署を訪れ、 一日税務署長を体験。 委嘱状を交付された後、 受賞した「税に関する作文」を朗読しました。
「支えられること、支えること」と題した柳さんの作文。 学校で配られる教科書が 「税金によって無償で提供されている」ことなど、 私たちの生活が税金で支えられていることに感謝する一方、 税のあり方には課題もあるとして問題提起しています。
日本は負担に比べて福祉の水準が高いため、 不足分を国債に頼り、将来の世代に負担をかけていることや、 少子高齢化が進み、 1人ひとりの税負担が重くなることなどを指摘しています。
柳さんは次のように述べ、 税について考え続けることの意義を訴えました。
「「税金を納め、税金によって支えられている立場だからこそ、 国民一人一人が税金のあり方や課題点について深く知り、 考え、税金で自分たちの国を支える自覚を持つべきだと思います。 私は現在中学3年生で、来年度からは教科書が無償で配られることもなくなります。 しかし、税金に支えられた生活は変わらず続くのです。 それを当たり前と捉えず、税の意義や財政の状況をよく理解し、 税について考え続けていきたいです。 それが、私たちの国を私たちの手で良くすることにつながるのだと考えます。」   柳さん 「たくさんの人がデスクに向かって働いていまして、 私たちの税金をきちんと納めて国に使っていただくために、 仕事をしていただいているなと思って、 本当に貴重な経験になったと思います。 学校で租税教育というか税理士の方が講演に来てくださって、 その際に、同時に作文を書くという授業がありまして、 そのときに税のあり方ということを初めて深く考えたので、 その思いを形にしました。 この世の中は、みんなが思っている以上に いろんなところに税金が使われていて、 それに毎日感謝しながら生きていくのが 大事なんだとみんなに伝えたいです。」     
   
 
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