『一ツ谷区・四ツ谷区防災訓練/ 令和7年度小諸市総合防災訓練(25.8.31)』
9月1日は防災の日でした。
小諸市では、災害が発生した際、
市民が迅速な対応がとれるよう
毎年この防災の日を前に
「総合防災訓練」を実施しています。
今年度は、8月31日(日)の午前中に
市役所や市内10区で訓練が行われました。
今回の訓練は、大型で強い勢力の台風により
風水害が起きたことを想定して実施。
そのうち一ツ谷区の訓練には
地元の防災士を講師に、
区民およそ20人が参加しました。
一ツ谷区防災士会では、
自治会における災害対応力向上を目的に
仮称「災害時対応本部設営・
避難所開設マニュアル」の作成を進めています。
このマニュアルは、
小諸市で作成している
「避難所開設・運営マニュアル」を補完する形で
さらに詳しく災害時の対応を記すものです。
参加者らはマニュアルに従い避難所設営訓練を実施。
まずは、区内の各自治組織ごとに
時間差で公民館に集まります。
その後、避難してきた順に役割を決め、
本部をはじめ救護室などを順に開設。
右往左往しながらも
避難所開設に向け、
協力して助け合う区民の姿が見られました。
区民
「こういうの初めてです。
ちょっと意識が高まったというか、
しなきゃいけないなということを感じました。
そういう人をいっぱい増やさないと
いざという時になかなかスムーズに
動けないのではないかなということも感じました。
特に子どもさんがいらっしゃる若い人たちに
参加してもらいたいなって思いました。
それから、やはり備蓄のものが少ないです。
だからそれぞれが何かあった時のために
ストックしておく必要も感じました。」
防災士
「今回は、まったく何の予告もしないで
集まっていただいて、
実際、災害の時には
そういう状況になると思いますので
全く何も予告せずに初めてみました。
大事だなと思ったのは、
準備がどれだけなされているかを
皆さんに知っていただくのが
大事かなと思いました。
全くもって何も決まっていない状態、
何も知らされない状態でいきなり
「さぁどうぞ」っていうよりも
避難してきた時に
これだけの備えがあるのが分かっていれば
さらに上手く動けるのではないかと思っています。
「(説明に)イラストをつけてくれ」と
(区民から)伺いました。
自分もぜひそうするべきだと思うんですけど、
小諸市全体を見れば、防災士さんが何人もいますので、
その中から心得のある人に声を掛けてみたりして
改善していければなと思っています。」
一ツ谷区では、
区民から出た意見や気づきを基に
マニュアルの改良を重ね、
市内の他の区でも
広く活用できるようにしていくということです。
また、四ツ谷区で行われた訓練には、区民
およそ30人が参加。
この日はまず、消防署員らを講師に、
心肺蘇生からAEDを使う
一連の救命法をはじめ、
身の回りの物で代用する
簡易担架の作り方の講習会が
行われました。
参加者らは、非常事態が起きたときに
すぐ役立ちそうな知識を実践を通して共有していました。
次に行われたのは、消火器を使った初期消火訓練です。
また、消防団員が消火栓や
格納箱の中身について説明。
参加者らは、
ホースののばし方や接続の仕方を学んでいました。
さらに、この日はお湯や水を注ぐだけで米になり、
非常食として重宝されるアルファ米の試食も行いました。
四ツ谷区では、
今後も年に一度の防災訓練を積み重ねていきたいと
しています。
四ツ谷区
「自分も消火器は1つ用意しているんです。
災害の時の備蓄品とかそういうやつは
あまり持っていなかったので
備えようかなと思いました。
そうですね。こういう機会があれば、
毎年でも参加したいですね。」
市役所会議室には、
市の部課長や消防署員などおよそ30人が集まり、
災害対策本部の運営訓練が行われました。
本部開設の手助けとなる
ファーストミッションボックスを使い、
警戒対策本部を早急に設置した後、
8つの対策部がそれぞれ被害状況などを報告します。
これを受け、避難所の開設を指示し、
市内3区に高齢者等避難を発令します。
その後、警察や消防と救助要請の情報も共有しながら、
災害対策本部として最新の市内の状況を報告。
追加の避難所開設指示や
市内5区への避難指示の発令も行いました。
災害時の一連の訓練を終え、
講評に立った小諸警察署の柳澤署長は、
3つの観点から次のように述べました。
①災害本部設置訓練について
「いかにこの本部を早く立ち上げて動かすかが
肝になってくると思いますので
ましてや実際発災したとき、
この立ち上げが昼間とは限りませんし
夜かもわかりません。
それぞれ役割分担再度確認していただきながら
やはり動ける訓練を練度を
上げていく必要があるのかなと思います。」
②情報伝達訓練について
「実際に今お手元にある無線、
実際に使えるかどうかも含めて
通信手段大事だと思いますので
ぜひこの確保は肝になってくると思いますので
お願いしたいと思います。
関係機関、国、県との通信手段の確保
ご配慮いただければというところであります。」
③資機材について
「実際につながっているかつなぎ方、
つながるのかなどやってみないと
分からないと思いますので
ぜひ日頃から資機材の整備も引き続きお願いします。」
また小泉市長は、
「迅速な本部や避難所の立ち上げが
市民の命を守ることにつながる。
実際に訓練を行うことで
見えてきた課題を次に生かしたい」
と話しました。
その後、市で保有している
防災備蓄や資機材の説明も。
小諸市では、こうした実践的な訓練を通して、
本部の運営能力を強化し、
いざという時に備えていきたいとしています。