『㈱メルセン・合同会社生物資源利活用研究所 市長表敬訪問(25.3.11)』

           
        Posted on 2025年 3月 27日      
     
        小諸市では、 農作物や生態系に被害をおよぼす 二ホンジカを捕獲し、 ペットフードに加工する取り組みを進めています。 今回、この取り組みの中で 新商品の犬用ガムが 開発されたことをきっかけに、 飯田市の皮革製造加工メーカー・ 株式会社メルセンが 農林水産省から表彰され、 加えて小諸市の合同会社生物資源利活用研究所が 「信州ブランドアワード2024」に入選しました。 これを受け、 株式会社メルセンと 合同会社生物資源利活用研究所、 そしてこの事業に関わっている 合同会社みやびの代表3人が 11日(火)に市長を表敬訪問しました。
この日は、株式会社メルセンの 中川武人代表取締役、 合同会社生物資源利活用研究所の 運営統括責任者である 竹下さん、 そして合同会社みやびの代表社員・ 甘利雅樹さんが市役所を訪れました。   今回、株式会社メルセンが受賞したのは、 「鳥獣対策優良活動表彰」の 「農村振興局長賞」。 「鳥獣対策優良活動表彰」とは、 農林水産省が 野生鳥獣被害防止などに貢献している 個人や団体を称えるものです。 また、合同会社生物資源利活用研究所は、 信州発の優れたブランドを選定・表彰する 「信州ブランドアワード」の 「しあわせ信州部門」で ことし入選に輝きました。
小諸市では、2015年以降、 野生鳥獣の捕獲量が増えたことによる 駆除費用の増加が問題視されていました。 そこで、2016年、 東小諸区に 「小諸市野生鳥獣商品化施設」を建設。 鹿を原料とした 「Komoro Premium」 ペットフードブランドの開発に 取り組み始めました。
2022年からは、 市が立ち上げたこの事業を 合同会社みやびが引き継ぐことに。 みやびでは、主に 鹿肉の解体・加工作業を担っています。
そしてさらに、 市の野生鳥獣専門員だった竹下さんが 市役所を退職し、 去年4月には 合同会社生物資源利活用研究所を設立。 ここでは、製造されたペットフードの ブランディングや販売事業を手掛けています。   一方、株式会社メルセンは 飯田市に拠点を置いている企業です。 メルセンでは、 長野県内各地のジビエ処理事業者から 鹿の皮を買い取り、 革製品を製造しています。 小諸市からも10年近く 鹿の皮を買い取ってきました。   今回3社が協力して、 新たにペットフードの 犬用ガムを開発。 このガムは、 噛む力を鍛えるうえに、 歯石を取る効果もあるため、 ペットのデンタルケアとしても 重宝されています。 捨てられていた皮を 資源として有効活用し、 持続可能な利用を実現していると 評価されました。   中川さん 「うちが近くの山で 獲れたシカを何頭か集めていまして、 それで革を作っていたんですよ。 それを作ったら 非常にいい感じの革ができたので、 これを商売にできるかもしれない。 それから、猟師の方々に 「今までこれ(鹿の皮)をどうしているの?」 と聞いたら、 皆さん「山に捨てている」とか 「穴を掘って生けている」とか、 そんな話があったので、 じゃあそれを上手く活用していけたらいいな というところから始まったんですけど、 小諸市とお付き合いを させていただくようになったんですね。 最初は2009年だったと思うんですけど、 そのときに1000枚くらいいただいて、 そこから徐々に増えてきて 今は1500くらいまでいきました。 さらにこれからまだ増えると思います。 動物を大事に、 命を大事にさせていただけることが、 僕らの使命だと思っております。 これからもこれを 続けていきたいと思っています。」
竹下さん 「弊社は、駆除された鹿を なるべく多くの動物たちに届けて ゴミとせずに資源化することを 目的としてきたんですけども、 このことが長野県に 優れたブランドとして認められて、 やってきたことは正しかった と認められて 大変うれしく思っております。 今後の展望としては、 より多くの駆除された鹿たちを 資源化することが大事だと思っております。 今のところまだ全国の鹿の17%しか 利用率が達成されていないということで、 まだ83%はゴミとして 扱われているんですよ。 これをより多く利用していくために、 ペットフードとしての利用の他にも、 動物園での利用なども含めて、 多くの方向性を考えていきたいな というふうに考えております。」
甘利さん 「今まで革製品いろいろありましたけど、 こういうような状態の 〝噛める〟製品を開発したということで、 賞をいただいて。 弊社でも加工する鹿を 買っていただくんですけど、 〝捨てる部分の無いように〟 ということで、 とても無駄のない いい取り組みをしていただいて、 とてもうちの方も喜んでいるところです。 1500頭ぐらいやっているんですけれども、 もっと頭数を増やしていけるように、 よりよいものを作るために 頑張っていきたいと思います。」
合同会社生物資源利活用研究所が 中心となって取り組む 「小諸市野生鳥獣商品化事業」は、 今後新商品の開発に加えて、 製造したペットフードを 長野県下の動物園に寄付する計画も 検討中ということです。     
   
 
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