『モモセミナー(25.2.12)』

           
        Posted on 2025年 2月 21日      
     
        ふるさと納税の返礼品としても 人気の高い小諸市三岡産の桃、 「浅間水蜜桃」。 このほど、地域の生産者を育てようと、 「モモセミナー」と題した講座が始まりました。
およそ130年以上の歴史を持つ 小諸の桃栽培。 中でも、三岡地域の「浅間水蜜桃」は、 各地の博覧会や品評会でも 高い評価を得ています。 しかしそんな三岡の桃も、 農家の高齢化・後継者不足などで 産地維持の危機に直面しています。
今回、地域の生産者を育て、 産地を維持していこうと、 県や小諸市、それに佐久市や農協が協力し、 全6回を通してももの栽培について学ぶ 「モモセミナー」が開かれました。
セミナーには桃栽培に興味のある人や 既に農業を営んでいる人、 中には小諸に移住し、 専業農家になる予定の夫婦など およそ40人が参加しました。
開講式に続いて、 初回の講義が行われました。 講師は、佐久農業農村支援センターの 内田飛鳥さんです。 この日は、 「もも栽培の基本」について 学びました。
内田さんは、 栽培を始めるまでの準備から 果実を収穫した後の管理まで 分かりやすく説明。
参加した人たちは 興味深そうにメモを取るなど 真剣な様子で講義に参加していました。
参加者 「自分農家なんで、 ちょっとどういう方がいて、 どう言ったセミナーか気になった。 ももに携わったり、 もものある生活にして頂きたいなと思います。 農家側としては。 (ご自身も桃農家さんで いらっしゃいますか?) そうですね。 (三岡地区で?) そうですね。 (やっぱり地元で 増えて欲しいなって思いが?) そうですね。 やっぱり農家としては そういう思いが強いです。 セミナー参加者と農家が 上手くマッチングすればいいなと。」
参加者 「きょうは佐久市の方から来ました。 移住してきました。 埼玉の方からなんですけど、 桃農家を目指してって形で、 より専門性の高い桃の栽培について 学べればいいかなと思います。」
参加者 「きょうは岡山県から参りました。 移住のプログラムに 参加させて頂いた経緯がありまして、 市役所の方からこういう モモセミナーがありますよ ということで参加しました。 (いずれ小諸市で 桃栽培をされるということでしょうか?) そうですね。 決まっている訳では無いのですが、 そうなれたらいいなと今考えています。 桃を栽培することによって どれ位の年間の収支になるのかや 他にも経営の点で 気をつけなければならないところも 学べたら嬉しいなと思います。」
小諸市主催者 「三岡地域桃農家さん減っているとか、 高齢化進んでいるというお話は頂いていまして、 新しくやってみたいという方を募ったり、 今やっている方が もう少しだけやってみよう。 そんな機会を作って行きたいと思いまして、 農協と支援センターの皆さんと一緒に 企画させて頂いています。 いろんな方々が桃に携わっていただいて、 小諸の桃というものが 盛り上がっていくような元気の源。 頑張る人たちが集まるセミナーに なればいいなと思います。 このセミナーは1年間分けて 行っていくのですが、 三岡の桃、浅間水蜜桃を 盛り上げていくようなイベントであったり 今新しく三岡の桃を使った ロゴというものを作っていますので より盛り上げていって協力する人も増やし、 三岡の桃を市民の皆さんにも 食べてもらえるようなものを 作っていきたい。」
JA主催者 「段々後継者が少なくなっているのは もうずっとやってきたのですが、 就農。専業としての果樹農家が 非常にハードルが高く、 ただ果樹は人気があるので 作ってみたいなという感覚を持っている方は 多いかもしれない。 だからそういった方を ターゲットにして 職業にするかどうかは やってみた上で決めてもらえたら ということを目的としたセミナーを 今回企画して頂きました。 できるだけハードルを下げたくて、 下げたつもりなので 極力分かりやすくて これならやれそうだな と思える全ての講習にしたいなと思います。 ぶどうとかが流行っている中で 逆に古くからある桃や梨の品目が 産地が少なくなってきて 小諸は古くから歴史のある桃の産地ということで そちらの方もテコ入れして さらに盛り上げて、 市もブランド化に向けて 力を入れているようなので われわれも生産の方から バックアップしたいなと思います。」
モモセミナーでは、 今後摘果作業をはじめ、 収穫した桃の管理、 木のせんてい作業など 実践を通した講座を計画しています。     
   
 
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