『ファンタジーミュージカル 「チュイチュイ~左手のバイオリン弾き~小諸公演に向けて (24.11.29)』

           
        Posted on 2024年 12月 4日      
     
        左手が不自由なバイオリニスト、 さんの 実話をもとにしたミュージカル 「チュイチュイ~左手のバイオリン弾き~」が 来月12日(日)、 小諸市文化会館ホールで行われます。 この公演を前に、 ミュージカルを主催する NPO法人劇空間夢幻工房の関係者らが 市長を表敬訪問しました。
この日はミュージカルを主催する NPO法人「劇空間夢幻工房」理事長で 脚本と演出を担当する青木由里さんや 青木さんの次男で劇団員の青木賢治さん、 それに今回の舞台の主人公のモデルとなる さんらが市役所を訪れました。
「劇空間夢幻工房」は 1999年に創立。 長野市を拠点に、 県内各地での舞台上演を始め、 表現やコミュニケーションワークショップなど 幅広い活動を行っています。   今回上演されるミュージカルは、 長野市生まれのバイオリニストで、 生まれつき左手が不自由な牧美花さんの 半生を描くものです。 左手で弦を押さえ、 右手で弓を持つバイオリン。 牧さんはそれとは反対に バイオリンを持ち演奏します。 これまで県内各地で行われた 公演が反響を呼び、 小諸市での再演が決定しました。
牧さんがバイオリンを始めたのは 2歳8か月の頃。 きっかけは、 スズキ・メソードの 創始者である 鈴木さんとの 出会いでした。 スズキ・メソードとは、 音楽を通して心と能力を育む教育法。 鈴木さんは、 「自然は人間のような言葉は話さないけれど、 大切なことを教えてくれる。 それを感じとれる心で演奏できるように」と 教えてくれたといいます。
師匠の教えにより、 森の中で演奏し、 「チュイチュイ」と 鳥に話しかけるようになった牧さん。 牧さんの活動名でもある 「チュイチュイ」には、 「鳥の声のように美しく、 自然や宇宙と調和するような音を目指せるように」との 願いが込められています。
この日の表敬訪問では牧さんが ミュージカルで披露する楽曲を演奏し、 力強い音色と牧さんの語りに、 市長や教育長も引き込まれている様子でした。
「チュイチュイ~左手のバイオリン弾き~」は 来月12日(日)、 小諸市文化会館ホールで開催。 午後1時開場、午後1時半 開演となります。 チケットは 前売り券が一般2500円、 高校生以下1500円です。 親子ペアや一般ペアでの販売もあります。 web予約、 またはご覧の場所でもチケット販売を 行っています。   青木さん 「今回は小諸特別バージョンとしまして 実はうちの看板俳優の青木賢治が 今まで三役やってきたんですけれども そのうちの実花さんのお姉さん役みさと役を 小諸高校音楽科を卒業した 栗切みなちゃんが演じることになりました。 栗切みなさんは 今東京でプロとして 女優・アーティスト活動をされているんですけども 来月からなんと長野県民に戻って 長野県で芸術活動をされていくということで 今回それを先駆け 小諸で公演するということで 期待していただければと思っております。 さらに歌がとても上手なんですねみなちゃん。 音楽家の方がみなちゃんのために 特別2曲プラスしてくれてなので 前回の佐久公演とは 全然違うバージョンをお届けできますので 佐久公演見た方も ぜひお越しいただけたら うれしいかなと思います。 まずはミュージカル見て楽しんで 笑って泣いていただけることが いちばんだと思うのですが、 この作品を通して どの子も育つ育て方ひとつ人間は環境の子なり ということが本当に必要だな ということを感じていただきたいですし 実花さんの半生を通して どんなに辛いこと苦しいこと悲しいことがあっても 希望があれば必ず乗り越えられる。 その希望を与えるのが 親だったり環境だったりあるいは好きなこと。 牧さんの場合はバイオリンがあった。 バイオリンも指導される 鈴木鎮一先生がすばらしかったし、 お母さまの後押しもあって、 おばあちゃんやおじいちゃんが 見守ってくれていて 環境があったから 乗り越えられたと思うんですね。 そういう環境がなくても 社会は共同体だと思えば 周りにいる人たちが 温かく優しく支えていけば 社会全体で子どもたちが育ってくれたら そんなまち小諸になってくれると うれしいなと思います。 ぜひ小諸の皆さん見に来てください よろしくお願いいたします。」
牧さん 「すばらしい出会いをいただいたおかげで 私自身は左手のハンディを 乗り越えることができ 今は音楽を通して 素敵な人生をいただいています。 ここまで助けてくださった皆さんに 感謝の気持ちをミュージカルを通して お伝えできたらうれしいですし、 鈴木先生のすばらしい教えを お伝えできたら とてもうれしいなと思いますので 小さなお子さんから どんな年齢の方にも 楽しんでいただける作品になっていますので、 一人でも多くの方に小諸という土地で お付き合いいただけたら 嬉しいなと思っています。 チュイチュイ左手のバイオリン弾き ファンタジーミュージカルになっております。 1月12日小諸文化会館の方で 公演させていただきます。 どうぞ皆様寒い時期ですけれども お体気を付けておいでいただけるの お待ちしております。」
左手が不自由なバイオリニスト、 牧美花さんの実話をもとにしたミュージカル 「チュイチュイ~左手のバイオリン弾き~」。 牧さんが師匠の鈴木さんや 家族の会いに支えられ、 ハンディを克服し バイオリニストとしての道を歩んでいく姿を ファンタジー仕立ての ドキュメンタリーミュージカルとして 描いています。     
   
 
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