『バングラデシュ地方行政総局の視察研修受け入れ (19.10.30)』

           
        Posted on 2019年 11月 7日      
     
        バングラデシュ政府関係者が 自治体である郡の機能を強化させるプロジェクトの一環で、 先月30日(水)小諸市の総合計画の視察に訪れました。
この日は、バングラデシュ地方行政局長など 政府関係者8人が、小諸市を訪れました。 地方自治制度が発展していないバングラデシュでは、 日本の市に相当する自治体である「郡」を発展させて 地域ごとの課題を解決していくため、 9日間に渡り日本で実施される 「郡自治体機能強化プロジェクト」を通して 地方自治体の総合計画や人材育成について学んでいます。 この日は、先進的な取り組みの具体例について学ぶため 小諸市の総合計画について視察研修を行うことになりました。 小諸市では、 公益財団法人日本生産性本部などの協力を得て、 予算と連動した総合計画を立てて運用しています。 平成28年に策定された第5次基本構想では 市民を巻き込み、地域別のまちづくり方針を打ち出しました。 この日は、市役所企画課の職員が 実践的な計画に落とし込む方法や 多くの市民の参画を得る方法など 具体的に説明しました。 バングラデシュ政府関係者たちは、 通訳を介して説明に熱心に耳を傾けました。 説明を聞いた政府関係者からは、 次々と質問が飛び出し、学びを深めているようでした。 視察に訪れた政府関係者たちは、帰国後、 小諸で学んだ具体的な方法を自治体に伝達し、 地域ごとの自治の発展を目指すということです。
政府関係者 「学んだことはたくさんありますが、 まずは職員ひとりひとりの意識改革をするということです。」 「最初から最後まで、 すべてに市民が参加しているのにも驚きました。 最後に、計画を実行した結果が 市民に知らされることもとても良いと思いました。」 「小諸で得た情報を国に持ち帰り、 JICAの皆さんや専門家と話し合って、 試験的なものから始めていきたいです。 それが上手くいったら、 いずれは国全体で同じような取り組みを進めていきたいです。」 「小諸市は、天国に近いところだと感じました。 それだけ美しい景色だということです。 景色だけでなく、街並みや人々も、 すべてが本当に素晴らしい場所だと思いました。」     
   
 
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