『ハナサカ軍手ィプロジェクト「ちび軍手ィ」贈呈式(16.2.29)』
皆さんは、上田市にある信州大学繊維学部の学生たちが、
「軍手ィ」と名付けたカラフルなデザインを施した軍手を
製作していることをご存知でしょうか。
29日(月)、学生たちが美南ガ丘小学校を訪れ、
子ども用の軍手、「ちび軍手ィ」を
小学一年生の児童らに寄贈しました。
この日は信州大学繊維学部の学生7人が
美南ガ丘小学校を訪れ、
小学1年生103人に子ども用の軍手、
「ちび軍手ィ」を贈りました。
子どもたちは、用意された5種類の柄の中から
好きなものを選んで受け取ると、
嬉しそうな表情で早速身に着けていました。
信州大学繊維学部では、2009年から、
学生有志による任意の団体、
「ハナサカ軍手ィプロジェクト」という活動を行っています。
プロジェクトでは、
「寒い冬を暖かく、街を華やかに」をテーマに、
愛媛県今治産の軍手にオリジナルの柄をプリントし、
「軍手ィ」と名付けて販売しています。
この取り組みを地域貢献にも繋げようと、
プロジェクトでは、「軍手ィ」の収益金を使って
子ども用の「ちび軍手ィ」を毎年年度末に製作。
これまで県内の小学1年生を対象に、
およそ4万組を寄贈してきました。
今年度は、10月から2月末までの間に
およそ1万4千組の「軍手ィ」、700万円分を売り上げ、
その収益金から県内12市町村にある
156校の小学1年生に「ちび軍手ィ」を贈っています。
贈呈式が終わると、子どもたちは軍手ィを着けたまま、
学生らと「じゃんけん列車」や「氷鬼」のゲームを行いました。
会場には遊びを楽しむ子どもたちの声が響き渡り、
学生たちとの交流も図れているようでした。
「ハナサカ軍手ィプロジェクト」では、
今後も「ちび軍手ィ」の贈呈を通して
活動について多くの人に知ってもらうとともに、
県内の各地域との絆も強めていきたいとしています。