『みんなの夢AWARD全国大会で 鴇久保の田澤麻里香さんがグランプリ受賞 (19.3.4/5取材)』

           
        Posted on 2019年 3月 14日      
     
       
市内鴇久保出身で、観光地域づくりプランナーの 田澤麻里香さんが、 先月25日、千葉県で行われた 起業家発掘のソーシャルビジネスコンテスト 「みんなの夢アワード」の全国大会で、 見事グランプリを受賞しました。 田澤さんは去年9月に行われた、 「みんなの夢AWARDin小諸」でも 最優秀賞を受賞していて、 小諸版に続き、全国でも頂点に立ちました。
「みんなの夢AWARD」は、 「公益財団法人みんなの夢をかなえる会」が 全国の起業希望者を対象に行っているイベントです。 受賞者は、現在、全国各地で 社会貢献を目的にした事業を立ち上げ、 社会起業家として活躍しています。 田澤さんは、小諸市で行われた地方版のコンテストで、 酒どころである小諸、佐久地域の強みを生かして 「蔵人体験」ができる「酒蔵ホテル」をつくり、 世界のSAKEファンを魅了したい。として、 最優秀賞受賞。 推薦を受けたことから全国版のコンテストに応募し、 3回の選考を経て、 参加者530人の中からファイナリスト7人に選ばれました。 全国大会でプレゼンテーションに立った田澤さんは、 近年のインバウンド需要と、 海外で起きている空前の酒ブームの追い風を受け、 「酒蔵ホテル」を作って人々を誘致する発想に至ったと 自身の夢のきかっけを説明。 そして―、 「米と水だけを原料とする日本酒づくりは、 地域の自然環境と密接に結びついていて、 まさに地域文化、流域文化そのものなんです。 日本に来たことがない海外の人も酒という言葉を知っていて、 酒はまさに、日本文化を象徴するものの一つです。 まさに日本でしかできない特別な体験が 私がつくる酒蔵ホテルではできるんです。 地域の光を詰め込んだ、みんなでつくる酒蔵ホテルは、 地域文化とそこで暮らす人々の魅力を国内外に、 そして未来に、繋げます。」
田澤さんはこのように話し、 「酒蔵ホテル」による売り上げ高などを具体的に提示。 この事業を核に 地域をネットワーク化し、 地域の様々な体験をできるようにしたいと、 力強く構想を発表しました。 そんな田澤さんの発表を受け、 会場にいた企業の代表者や参加者らも高評価。 小諸からの応援団も大きな声援を送ります。 5人の審査員と会場の参加者からの投票により、 田澤さんは600満点中、565点を獲得。 見事グランプリに選ばれ、 夢支度金として100万円が贈られました。 今月4日(月)には、田澤さんが市長を表敬訪問し、 全国でのグランプリを報告しました。 田澤さんからの報告を受け、 市長もグランプリ受賞を喜ぶと共に、今後の展開に 大いに期待を寄せていました。
田澤さんは現在32歳。 旅行会社勤務を経て、地域おこし協力隊として ふるさと小諸で1年間活動したのち、 現在はフリーで旅行コンサルタントとして起業。 4歳の子どもの母親でもあります。 「酒蔵ホテル」の発想は、小諸での活動がきかっけでした。   田澤さん 「地域おこし協力隊を1年間やっていたときに、 本当にこのふるさとにはいろいろな資源があるのに、 もっともっと活用されてもいいんじゃないかという思いがずっとあって、 それを活用することによって外から人が来てくれて、 この地域を好きになってくれて、 観光客として地域を消費してくれたり、 もしくはそれがきっかけになって住みたいなと思ってもらったり、 そんな観光地域づくりというか観光の力で 地域を元気にすることをずっとフリーで 活動するようになってもやりたいなという思いがあったんですが、 この地域に13蔵酒蔵があって、 蔵元のみなさんが佐久13と言う形で結束されてお酒作ったりとか 非常に盛り上がっている部分があったので、 インバウンドでもしこの地域を盛り上げていくとしたら この資源は絶対使わない手はないなと思ったのが大きなきっかけですね。 今回、二千人以上の観衆のみなさんがいて、 その中におそらく東京とか首都圏の方も多かったと思うんですけど、 やっぱり日本の地方を守らなきゃいけないとか、 もっと元気にしたいという思いが、 たとえこういう田舎のふるさとがなかったとしても、 そういう気持ちを持っている方が大勢いらっしゃるんだなということが 会場からの投票でも感じることができて、 すごくそれはうれしかったですね。」
小諸、そして全国版でグランプリに輝いた田澤さんは今、 着実にその夢を形に変え、歩き始めています。 「酒蔵ホテル」と名付けた民泊を活用した新しい宿泊事業は、 佐久市の橘倉酒蔵の協力のもと、来年2月に開業予定。
昭和10年代に造られた 2階建ての建物をリフォームすることから、 古民家の活用による地域振興モデルとして、 総務省の補助金を受けることも決まりました。 日本酒を造る「蔵人」体験を提供し、 酒蔵に滞在しながら、日本酒の製造過程を楽しむ 日本初の滞在スタイルとなります。
田澤さん 「まずはこの一号店をしっかり成功させるということが 一番になってくると思います。 そこで、もっともっと地域の輪とかを広げて、 みんなで楽しめる事業にして、 そのあとの展開としては13蔵ありますので、 泊まれなかったとしても、 来訪者の方々が酒蔵ホテル発の酒蔵めぐりみたいなツアーを 楽しめるようになったり、もう少しふみこんで、 仕込み体験を各蔵でさせていただいたりとか そんなところまでできるような地域になっていくといいな、 なんていう夢がありますね。 本当に行政枠にとらわれずに、 いらっしゃった方が地域の人との交流もそうですし、 自然を楽しんだりというのを 本当にこう行政枠って目に見えないじゃないですか、 なのでそういうことを全く考えずに この東信エリア一帯を楽しんでもらえるような 提供の仕方も工夫していきたいと思っています。 まちづくりと住んでいる人がわくわくするような 本当にみんなで楽しめる事業にしたいですね。」
この夢の実現のために、 今月中には、 株式会社「KURABITO STAY」を 小諸市に設立する予定。 小諸発の地域づくりの取り組みが 今、大きく動き出そうとしています。
田澤さん 「みなさんの応援が力になって最高の結果をいただくことができました。 ありがとうございます。 これからこの蔵人ステイの事業をしっかりと成功できるビジネスにして、 社会貢献ができる企業にまで成長させていきたいと思っています。 小諸の佐久地域の酒を世界に発信しましょう。 よろしくお願いします。」
     
   
 
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