『のぞみグループ 企業主導型保育事業開始へ(18.1.6取材)』

           
        Posted on 2018年 1月 31日      
     
        小諸や佐久などで、介護・福祉・医療などの事業を手掛ける 「のぞみグループ」が、 ことし4月、内閣府が進める、「企業主導型保育所」を 小諸市と佐久市に設けることになりました。 小諸、佐久、両市での設置は初めてになります。

「企業主導型保育所」は、 国から整備費や運営費の助成を受けた企業が、 多様な就労形態にあわせて保育を提供するもので、 2年前にスタートした制度です。 のぞみグループでは、内閣府の認定を受け、 小諸市和田のケアハウスのぞみ内に 「のぞみ保育園」を。 佐久市の「のぞみサンピア佐久」内に 「さんぴあ保育園」をこの4月に開設します。
定員はそれぞれ12人で、対象は0歳から4歳まで。 グループ内や提携企業の従業員枠と地域枠を設けています。 小諸市の「のぞみ保育園」には、 グループ企業である甘利医院和田が隣接していることから、 これまで市内にはなかった病後児保育にも対応。 一時保育と病後児保育は6歳まで対応可能で、 他の園に通う園児も利用できます。 甘利代表は女性が働きやすい環境を整えたいと話します。
甘利代表 「一つは今いるうちの子たちに働きやすい職場を作る。 でずっと働き続けられるような会社にしていくというのがずっと頭にあって、 そんなことで去年4月に開設した地域密着型特養のところにも 子ども食堂をつくったりとかいろんな取り組みをしてきた中で、 保育所がある、そこでどうしても支えられないことってたくさんあるので、 そういうところを丁寧に対応していきながら、 何とか隙間をぬって対応できるような保育所、 子どもは私たちの未来なんですね。 私たちの未来の希望である子どもたちが、少子高齢化なので、 子どもの事故で死亡する数は増えている。なぜかというと、 抵抗する力がないから。解決する力がないから、 どうしても世の中のうまくいかないひずみって、 本来愛されていなければならない子どもに向かってしまう現状があって、 その中で、ここに来れば、本当に笑顔いっぱいに 愛情豊かに幸せになれるんだよという場所を作りたいと思っています。」

二つの保育園はそれぞれ グループが運営する高齢者対象の施設とつながっていて、 高齢者と子どもたちとの交流も図っていく予定。 そのうち、小諸市の「のぞみ保育園」は施設内にある 子ども食堂ともつながっていることから、 保育所を利用する働く母親たちにも 子どもと共に大いに利用してほしいとしています。     
   
 
TOP