『とうみ現代彫刻三人展―石に憑かれた野郎たち―(15.9.9)』

           
        Posted on 2015年 9月 18日      
     
       

10月25日(日)までの日程で、

東御市にある梅野記念絵画館では、

市内在住の彫刻家、小林一夫さんを始め

3人の作家による彫刻展が開かれています。

「とうみ現代彫刻三人展―石に憑かれた野郎たち―」と題した

この展覧会。

これは、市内加増在住の彫刻家、小林一夫さんと、

東御市在住の鹿之助・萬蔵さん、

それに、上田市に住む坂井達省さんの

3人の男性彫刻家によって開かれたものです。

3人は、それぞれ国内や海外で研鑽を積んできましたが、

現在はともに東信地域で活動をしていることから

今回の展覧会が実現しました。

構想およそ3年。

会場となった梅野記念絵画館と10回以上会議を重ね、

作品の配置やライティングなど細かい部分にもこだわって、

作家主導の展覧会を作り上げました。

3人の作家それぞれの作品を見比べながら

彫刻の世界を堪能できることが

今回の見所となっています。

中でも小諸市の小林一夫さんの作品、

「漂流する旅人は何処へ向かうのか」は、

およそ2年間の製作期間を経て完成した新作です。

この作品では、生命体に見立てられた大理石が、

流木の上に配置されています。

その不安定な様は人間の儚さを、

奥行きのある配置と影は、時の流れを演出しています。

「とうみ現代彫刻三人展―石に憑かれた野郎たち―」は、

10月25日(日)まで、

東御市の梅野記念絵画館で開かれています

なお、この展覧会では、

絵画館の外にも作品が展示されており、

会場全体で彫刻の世界を堪能できます。

また、会期中の特別プログラムとして、

9月27日(日)には

クラシックコンサートや作家のギャラリートークなど、

10月18日(日)にはシンポジウムやミニパーティーが

予定されています。

     
   
 
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