『こもミラ塾~小諸の大人と語る会in芦原中学校~ (25.6.30)』
小諸商工会議所青年部が、芦原中学校と協力し、
「総合的な学習の時間」として、
「地域の大人と語る会」を企画しました。
題して「こもミラ塾~小諸の大人と語る会in芦原中学校~」。
2回に渡って企画され、6月30日(月)には、
第1回のこもミラ塾が芦原中学校体育館で行われました。
小諸商工会議所青年部の主催で、
芦原中学校の2年生124人を対象に開かれた、
「こもミラ塾~小諸の大人と語る会in芦原中学校~」。
この取り組みは、
地域で活躍している大人が
生徒からの質問に答えることで、
生徒が〝働く人〟や
〝その人が働く事業所〟に興味を持ち、
将来に繋げていくことを目的としています。
こもミラ塾委員長
「地元が小諸で、高校生まで小諸にいたんですよね。
気付いたら18年東京にいて、3年前に戻ってきて。
実際に出て行ったときって
「小諸って何も無いまちだな」とか
「働くにはやっぱり都会の方がいいかな」
ずっと思っていて。
そのまま出て行ったけど、
いざいろんな自分の技術や人間力を
高めて帰ってきたときに、
一緒に働く小諸の人たちを見たときに、
すごく志の強い
いろんな事業・企業の人たちに出会ったんですよ。
それを知らないで
「結局田舎はな…」って思いながら
地方に出て行く生徒がもったいないと思ったんですよね。
何かちょっとでもいいから
希望を持てたらいいなと思って、
今回このこもミラ塾…〝小諸に未来を与える〟
っていうテーマとして、
生徒たちに大人たちから何かできないかな
っていう部分から
今回これが誕生したような形になりますね。」
この日行われた1回目の会には、
小諸商工会議所から58の会員事業所が参加。
大人1人に対し、
生徒が2人から4人でグループを組み、
質問します。
ポイントは、企業案内ではなく、
趣味や特技、学生時代の話など、
〝働く大人〟のパーソナリティーに触れること。
学生が大人の経験談や考え方を聞くことで、
〝小諸で働くユニークな大人の姿〟
を知ることをねらいとしています。
また、コミュニティテレビこもろも、
こもミラ塾に参加。
この日司会も務めた吉薗侑未キャスターが、
生徒の質問に答えました。
「仕事のやりがい」や
「中学生の頃になりたかったもの
・やっておいた方がいいこと」。
また、「人生で1番後悔したこと」など、
あらゆる角度で投げかけられる生徒たちからの問いかけ。
学生も大人も肩肘張らずに会話をしている様子でした。
各5分の交流タイムが
およそ40分間繰り返された後、
生徒と事業者それぞれ感想を発表する場面も。
普段聞けないようなことなどが聞けたり、
いろんな大人からの実体験やアドバイスなどを聞けて、
自分の将来を考えたりすることができて、
とても楽しかったし、
将来のことをよく考えることができたので
いい体験になりました。
事業者の感想
「地域おこし協力隊で
4月から市役所の企画課で働いています。
小諸に引っ越してきましたら、
こんなことが行われているなんて
本当にびっくりしまして、
「小諸って本当にすごい所だな」
「小諸じゃないとこんなことはできないんじゃないかな」と思って、
今回参加させていただきました。
中学生のみんながもっともっと緊張がほどけていくと
仲良くなれて、とても楽しかったです。」
芦原中学校の2年生は、年間を通して
「自分の将来について考える」授業を受けています。
その一環としても位置付けられていた、
今回のこもミラ塾。
生徒たちは、今回聞いた話を参考にしながら、
10月に予定されている職場体験に向けて
準備をしていくということです。
中学生
「ラーメン屋さんとか、美容師とか、
市役所とかいろいろな仕事をしている人に出会えました。
やりがいとか、辞めたくなったときはあるかとか、
いろいろ聞けました。
大人はやっぱり大変だなと思いました。
いい大人になりたいと思います!」
こもミラ塾委員長
「まだまだ素敵な大人はたくさんいるので、
今回をきっかけにはさせてもらったけど、
これを機にいろんな所に足を運んで
自分たちからまた大人たちに出会ってもらえたら、
もっともっと嬉しいかな、
これをやった意味があるかなと思います。」