『こもろプラザ落成式 (15.10.12)』

           
        Posted on 2015年 10月 14日      
     
       

昨日12日(月)の祝日、

市役所との一体整備として、

新庁舎と同じ敷地に建設された、

「こもろプラザ」の落成式が

開かれました。

この日は初めに、関係者らおよそ100人が集まる中、

こもろプラザ入口前でテープカットが行われ、

施設の落成を祝いました。

場所をこもろプラザ2階の

「市民交流センター」の多目的ホール「ステラホール」に移して

行われた式典では、

栁沢教育長が、

木村熊二創設の小諸義塾時代から開設された

小諸の図書館の歴史を振り返り、

「多くの市民のみなさんの思いが形になった。」と話しました。

また、栁田市長は挨拶で、

「まちづくり、人づくりに図書館の果たす役割は大きい。」

とした上で、このように述べました。

「コンパクトシティ構想の一角として図書館を併設した複合施設が完成し万感の思い。

先人たちの熱き想いを受け継ぎながら歴史を積み重ねてまいりたい」

更に市長は、

「こもろプラザ全体として、

誰もが気軽に利用できると同時に、

今後末永く小諸の文化を発信し続ける施設となるよう

運営に取り組んでいきたい。」と述べていました。

式典では、こもろプラザ落成にあたり、

市民交流センターや図書館で活用する備品を寄贈した、

4つの団体からの目録の贈呈も行われました。

贈られた備品は、

小諸ライオンズクラブから、

ギターアンプやキーボード、マイク・PAセットなど一式と、

有志でつくる「こもろプラザ応援団」から、

木製回転式書架やプロジェクターなど一式、

それに、小諸ロータリークラブと

小諸浅間ロータリークラブからは、

屋外用ベンチそれぞれ一点ずつとなっています。

栁田市長は、「施設運営のために有効活用したい。」と

感謝の言葉を述べていました。

式典に続いて、ステラホールでは、

オープニングコンサートが開かれました。

会場にはおよそ200人の市民が訪れ、

小諸高校音楽科の生徒による演奏に耳を傾けました。

また、コンサートには、小諸高校音楽科OB有志で作る、

「きらら会」のメンバーも出演。

ピアノ独奏やソプラノ独唱などを披露しました。

県内外で活躍をしている音楽家たちの演奏は、

多くの観客を魅了していました。

市役所新庁舎と一体整備で建設が進められてきた

「こもろプラザ」は、

1階に図書館、

2階に市民交流センターを備えた複合施設です。

2階の市民交流センターは延床面積がおよそ1420平米。

「ステラホール」と名付けられた多目的ホールは、

156席の可動式の座席が設置されており、

今回のようなコンサートの際には、

前方に椅子を用意して使用することも可能で、

最大で234人まで収容することができます。

会議室は、全部で7室。

その他学習室や、軽音楽の練習などに活用できる

スタジオが設けられました。

一方、1階の図書館は、

地下の閉架書庫も含めて、延床面積2150平米。

開架図書10万冊、閲覧席150席を確保しています。

本の分野別にスペースを分け、

色分けをして、スペースごとに名称をつけており、

自分が探したい本や図書館の利用目的に応じて、

活用することができます。

また、自動貸出機では、

自分の図書カードのバーコードをかざせば、

借りたい本をカウンターを通らなくても借りることが

可能です。

図書館内にある本の検索も、簡単に素早く行うことができ、

借りたい本をあらかじめ予約しておけば、

予約棚に本が用意され、スムーズに借りることができます。

図書館内に配置されたテーブルは5脚合わせると、

小諸市の木「梅の形」に。

壁のところどころに、

市内の小学生が描いた絵を元にデザインされた

シールが貼られており、

今後はこの場所に図書館からのお知らせなどが

掲示されることになっています。

この日はオープニングコンサートに続いて、

施設見学会も行われ、

訪れた人たちは図書館の職員の案内を受けながら、

開放感のある明るい図書館の雰囲気と、

最新の設備に胸を弾ませているようでした。

落成を迎えた「こもろプラザ」。

2階の市民交流センターは既に利用が可能となっていますが、

1階の図書館は、11月28日に開館となります。

     
   
 
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