『こもろプラザ市民報告会(15.7.16)』
市庁舎周辺の工事も終了し、
いよいよ供用開始に向けて動き出した小諸市の新庁舎。
16日(木)には、新庁舎に隣接して建てられた「こもろプラザ」の
市民報告会が行われました。
1階は図書館で、2階は市民交流センターとなっている
こもろプラザ。
この日は、完成のお披露目として市民報告会が行われ、
市役所職員の誘導のもと、
多くの市民たちが完成した施設内を見て回りました。
こもろプラザの1階部分は、全て図書館となっています。
入り口入ってすぐのエリアは「小諸の広場」と名付けられ、
小諸や佐久地域を紹介した本や、
小諸に縁ある書物が並べられる予定です。
館内の本棚には、「旅行」や「歴史」など、
ジャンルごとに本が設置されることになっており、
既にプレートの取り付けは終わっています。
また、館内では至るところに、
利用者がゆっくりと読書を楽しめるスペースも設けられています。
置かれている机の形をよく見てみると、
どれも同じ形をしていますよね。
これは、自由に組み合わせて机の大きさを調整できるように
工夫されたもので、
なんと机を5つ並べると、小諸市の花である
「梅の花」の形になるようデザインされています。
ちなみに、この机の形は
新しい図書館のシンボルマークになっていて、
館内のあちらこちらで目にすることができます。
こちらの壁にも、沢山のシンボルマークが並んでいますよね。
これは、市内の子どもたちが、
「私の小諸」というテーマで描いた絵を元に製作されたもので、
子どもらしいのびのびとした作品に仕上がっています。
一方、窓際の明るい席には
仕切り板で区切られた閲覧席を配置。
席同士の間隔は広くとってあるので、
親子や友達と一緒に読書を楽しむことができそうです。
また、仕切り板は、
用途に合わせて取り外すことも可能となりました。
その他、子ども向けの絵本が並べられるコーナーでは、
本棚や椅子など 背丈の低いものが使われ、
小さな子どもでも安心して本を楽しめる空間となりました。
また、新図書館では、動画の視聴も可能となっています。
ゆっくりと映像を楽しめるブースには、
コミュニティテレビこもろで放送した
郷土の特別番組のDVDなども並べられる予定です。
更に図書館には、新たな技術も採用されました。
それが、こちらの自動貸出機です。
この図書館に保管される本には
全てICタグが付けられることになっていて、
機械に本を近づけるだけで、誰でも簡単に
貸出処理ができるようになりました。
これにより、職員の手を借りなくても本が借りられるため、
利用者のプライバシーも守られそうです。
図書館のオープンは11月28日ですが、
それまでには図書館の出入り口に不正持ち出しを監視できる
ゲートが設置される予定となっています。
一方、図書館の2階には、会議室などが並んでいます。
中高生らが自由に使える学習室や、
簡易的な防音技術が施された部屋、
また、完全防音となっているスタジオもあり、
歌を歌ったり、楽器を演奏したりすることも
出来るようになりました。
その他、床がフローリングになっている部屋は、
ダンスや軽い運度などの用途でも使うことができそうです。
施設内を一通り見て回ったあとには、
多目的ホール「ステラホール」の中で、
改めて施設についての説明が行われました。
集まった人たちは、
それぞれの部屋の特徴や施設の利用方法などについて
熱心に耳を傾けていました。