『こもろいきいきフォーラム~みんなの働くと暮らす~ (23.6.25)』
このフォーラムは、 男女共同参画社会の推進を目指そうと、 市の人権政策課と小諸女性ネットが、2年前に初めて企画。 今回2回目の開催となり、事前に参加を応募した市民ら、 31人が集まりました。
はじめに、父親支援事業を展開しているNPO法人、 ファザーリングジャパン信州の理事を務める、 福盛二郎さんが、 ワークライフバランスをテーマに講演。 アメリカのキャリア理論家、サニー・ハンセンが提唱する 「4L理論」をもとに、 より良い人生を送るための考え方について説明しました。
4L理論とは、人生は仕事以外にも、愛、学習、余暇、 という3つの役割があり、 これらがうまく組み合わさることで 良い人生になるという考え方。
福盛さんは、この理論に基づき、 より良い人生について、 次のように語りました。
「オセロの勝ちパターンって 四隅を取ることってありますよね。 人生も勝ち負けではないんですけど 良い人生を送るには、 この四隅を抑えておくと 良いんじゃないかなということで、 この四隅を Labor・Learning・Leisure・Loveに置き換えてみました。 仕事であれば責任のある仕事とか、 難易度の高い仕事を だんだん任せられるようになってくるとか、 Leisureであれば、休息や趣味の時間をどう使うのかとか、 Learningであれば自分の学びとして どのように時間やお金を使うのか、 Loveであれば自分に起こり得る様々なライフイベント。 人生の色んな過渡期に置かれて、 どういうふうに関わっていくのか、 こういうものをバランスよくやっていくっていうのが、 重要ではないかという風に捉えてもらえるといいと思います。」 また、小諸市で働きながら子育てをしている、 3人のパネリストによる パネルディスカッションも実施。
パネリストらは、自身のワークライフバランスを 4L理論に置き換え、 次のように語ります。
地域おこし協力隊 堺さん 「バランスって何のバランスなのか 僕もよく分かってないんですけど、 多分心のバランスなんですよね。 完全に僕は仕事に心が寄っているんで、 その心のバランスを もうちょっと家族側に引っ張りたいかなと。 実際、使っている時間もこのバランスのままなので、 この使う時間を減らしながら、 クオリティは変えずに。 仕事の質を上げて、余った時間を 家族に充てるのが ベストなんじゃないかなとは思っていますね。」
こもロッジ職員・小林さん 「平日はほとんど自分の時間はないです。 趣味も特にないので、そこもまたいいんですけど。 私の場合だと30分間の通勤中で、 唯一1人の時間でお菓子を食べて 子どものことを考え、 仕事のことを考えて切り替えをするっていうのが 唯一あるぐらいで。 そんななかで、今ちょっとこれ書いてみて、 すごく満足ではないし充実もしてないんですけど、 バランス自体はとれているのかな っていうのは感じました。」
ディスカッションでは、より良い人生を維持するために、 福盛さんからパネリストへ アドバイスする場面も。
市内在住 牛込さん 「今の生活に満足しているわけではないですけど、 ほぼ充実はしております。 あとは仕事をもう少しスキルアップして 収入を増やすということですね。」
福盛さん 「牛込さん言ってもらったみたいに、 バランスはとれているんですよね、 今この状況に満足しているんですよねっていう時に、 じゃあ今度考えなきゃいけないのは それを維持していくために どうしたらいいのかっていう視点なんですよね。 今のやり方でいいのかっていうのを、 仰っていた通り、 収入面やスキル面のスキルアップも 必要かねっていうような。 このバランスを維持するために、 もしかしたら牛込さんにとって 大事なことなのかもしれないですよね。」
参加者らは、福盛さんやパネリストが語る ワークライフバランスについての多様な考え方に触れ、 学びを得ている様子でした。 人権政策課と小諸女性ネットでは、 今後も男女共同参画社会の実現に向けて、 あらゆる視点のテーマで講演を行っていきたいとしています。