『こころの健康づくり講演会 (15.3.7)』
3月は自殺対策強化月間です。
これにあわせ、7日(土)には、
「心の健康づくり講演会」が開かれました。
この日会場となった文化センターホールには、
およそ400人が集まりました。
この講演会は、
自殺予防対策を目的に、小諸市の主催で開かれたものです。
15人に1人が一生のうちに一度はかかると言われている
「うつ病」について、
正しい知識を得ることで、
本人や周囲の人たちの安心につなげてもらおうと、
「うつ病への理解」をテーマに企画されました。
講師を務めたのは、
小諸高原病院の精神科医
福家知則さんです。
福家さんは、うつ病の主な症状や、
発症の要因などについて説明し、
うつ病になった時に必要なことについて、
このように話しました。
「うつ病は心身のエネルギーが低下した状態。
励ましても更にエネルギーの低下につながることもあるので
しっかり休息することが必要」
その上で、福家さんは、
「うつ病にならないようにするには悪循環を断つことが必要。」と話し、
「うつ状態の人に向き合う際には、
相手に共感した上で、
相手の視野を広くしてあげるよう、
問題に気づかせてあげることが大切。」などと説明しました。
会場に集まった人たちは、
精神科医である福家さんの話す、
うつ病への具体的な対応方法に、
真剣に耳を傾けていました。
講演の最後に福家さんは、
うつ病を理解し向き合うための大事なポイントとして、
「患者と同じ方向を向いて進んで欲しい。」と
呼びかけていました。