『「飯綱山公園官民連携魅力向上事業」受賞報告 (24.7.5)』

           
        Posted on 2024年 7月 23日      
     
        去年春、飯綱山公園にオープンした 「スタラス小諸」は、 県内初の 「公募設置管理制度」 ParkPFIを活用した施設です。 このほど、「スタラス小諸」開業に至った 「飯綱山公園官民連携魅力向上事業」が、 第1回「PPP/PFI事業優良事例表彰」で 優秀賞を受賞しました。
小諸市が2021年4月から行ってきた 官民連携による 飯綱山公園の魅力向上事業。 この事業が、内閣府の 第1回「PPP/PFI事業優良事例表彰」で 優秀賞を受賞し、 6月28日(金)に 小諸市と株式会社グレーベが 表彰されました。
6日(金)には 「スタラス小諸」を運営する 株式会社グレーベの 吉岡秀之代表取締役が市役所を訪れ、 小泉俊博市長や市の関係者らと お互いに受賞を報告し合いました。
今回63件の応募のうち ParkPFIの分野は14件。 その中で受賞したのは、 「飯綱山公園官民連携魅力向上事業」 のみとなりました。
市長 「今回の表彰っていうのは、 国も認めてくれた、 それも優秀賞ということで、 大変名誉あることです。 これをひとつきっかけに、 これからもこういう民間の活力を 行政に生かしていくっていう部分で 弾みがつくのではないかなあ という風に期待しているところです。 本当に「小諸市はまだまだ伸び代がある」 ということを 3選させていただいた後も 言っているんですけど、 本当に民間の皆さんの力を借りながら、 小諸市がますます市民のために 働けるような場所になればいいなあ という風に思っています。
小諸市では、 飯綱山公園の さらなる魅力向上や 利用者増加を目的に、 「公募設置管理制度」 通称・ParkPFIを導入。 ParkPFIとは、 これまで行政が担ってきた 公園の管理や運営の一部を 公募によって選定された 民間事業者に委託するものです。
選ばれた事業者は、 飲食店や売店などの施設を設置し、 その収益で公園の整備などを 一体的に行います。 「飯綱山公園官民連携魅力向上事業」では、 運営事業者として 市内にある株式会社グレーベが 選ばれました。
小諸市内で 「こもろっこふぁーむ&ワイナリー」として、 ワイン用ぶどうの栽培を手掛けている 株式会社グレーベ。 グレーベが運営する 「スタラス小諸」は、 ワイナリー・ショップ棟と レストラン棟が併設された施設です。
吉岡社長 「公園の中に箱だけを作るっていう 行政さんがすごく多いんですけれども、 私たちの方は 「その箱に対して どんな付加価値を付けられるか」 っていうところに すごくこだわっています。 私たちの場合は、 ワイン用ぶどうでワインを造っていたり、 農業でお米や野菜を作っていますので、 それを生かした付加価値を考えて、 レストランで自社のお米とか 野菜とかワインを造れたりとか。 あとは、公園にお子様連れや 家族連れの方が来たら楽しめるように、 タイの3輪自動車 『トゥクトゥク』を用意して それでぶどう畑にご案内したりとか、 そういう工夫を重ねたりとか。 あとは、毎月必ずイベントをしていますので、 そこも地域の皆さんを巻き込んだ 楽しいイベントを考えております。」 公園の管理部分においても、 民間事業者が協力することで 管理者である市の負担が軽減されます。 「スタラス小諸」のオープンによって、 公園内の他の施設の 利用者増にも相乗効果が。 令和4年度と5年度を比較して、 公園全体の来場者数が 8割増加しました。
また、「スタラス小諸」では 毎月多種多様なイベントも開催。 このような、 地元住民・関係団体との協働で 公園づくり体制を構築する姿勢が 今回の表彰でも高い評価を受けました。
吉岡社長 「オープンしてから 1年が経つんですけれども、 地域の皆様、観光のお客様、 そして県内外の皆様、 お子様からお年を召した方まで 幅広い年齢層のお客様に すごく来ていただいて、 私自身が本当に感動しています。 やっぱりこれを継続していくことが 大事かなと思っていますので、 これまで以上に私たちも頑張りますし、 小諸市様とか地域の皆様と より一層連携を図りながら、 飯綱山公園・小諸市全体を 盛り上げていけるように 頑張りたいなあと思っています。」   市長 「特に第1回目の表彰ということで、 大変このPark-PFIの事業で 成果をあげて、 それも民間の皆さんも巻き込んでの 官民連携の形というのが 非常に評価されたということで、 大変うれしく思っています。 やはり行政だけで 全ていろんな事業ができるような世の中では 今ありませんので、 やっぱり官民連携…それも横展開ができる、 他の自治体においても Park-PFIを利用することによって、 こういう賑わいを作ったりとか、 新たな地域の創生をできるっていう意味で、 第1回目には責任があると思っていますので、 ぜひそこら辺を しっかりグレーベさんとも このままタッグを組みながら 地域を巻き込んで 頑張っていければなという風に 思っているところであります。」     
   
 
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