『「人権の花運動」 贈呈式 (13.5.2)』
人権啓発活動の一環として小学生を対象に行われている「人権の花運動」の贈呈式が、
2日(木)に東小学校で行われました。
贈呈式には、東小学校の6年生の児童およそ80人が集まりました。
挨拶に立った栁沢教育長は、「人は自由で幸福を追求する権利がある。」と話し、
「これをきかっけに人権についてみんなで真剣に考えて欲しい」と子どもたちに呼びかけていました。
「人権の花運動」は花を育てる活動を通して、命の大切さを学び、人に対する思いやりの気持ちを
育んでもらおうと、法務省が昭和57年から全国各地の小学校で行っているものです。
長野地方法務局佐久支局管内では、毎年5校ずつ選ばれており、
今年は小諸市から東小学校が選ばれた他、佐久市で3校、立科町で1校が選ばれています。
式では、児童会の園芸委員の子どもたちに、小諸市の人権擁護委員から、
プランターや肥料などが手渡されました。
代表で挨拶に立った児童会長の松川恭也(きょうや)君は、
「花は水や肥料をあげないと枯れてしまいます。それは人も同じです。」と話し、
「この活動を通して地域の人や友だちと深く関わり、仲良くなりたい。」などと話していました。
また、徳武隆夫校長は、「花を育てることは、自分の心の中に思いやりや優しさを育てることに繋がる。
協力して取り組むことで友だちを思いやる気持ちを更に深めることができる」と話し、
「全校で大事に育てていきたい。」と述べていました。
この運動では、対象となる学校に花を育てるための準備費用なども含めて4万円の助成が充てられます。
東小学校では今後、学校の花壇などで、一年草や宿根草など、多くの花を植えていく計画です。
花の栽培については記録としてまとめることになっており、12月には活動の記録をまとめた
ポスターの展示発表も予定されています。