「第34回 小諸市短詩型文学祭(21.12.11)」

           
        Posted on 2021年 12月 17日      
     
        「小諸市短詩型文学祭」の表彰式が 11日(土)に文化センターで行われました。
この文学祭は、 東信地域の短歌や俳句、 川柳といった短詩型文学の発展や 団体の垣根を越えた交流を目的に 小諸市文化協会が昭和63年の創立当時から 毎年開いているものです。
この日は、受賞者をはじめ、 小諸市文化協会の役員や来賓などおよそ50人が参加。 新型コロナの影響で、2年ぶりに表彰式が行われました。
34回目を数えることしの文学祭には、 一般から小中学生まで、 およそ680人から1200以上の作品が寄せられました。
そのうち小諸市からは、 短歌の部で2人、俳句の部と川柳の部で それぞれ1人が特選に選ばれ、 その他10人が入選しました。
小諸市在住の特選作品の受賞者はこちらです。
はじめに、短歌の部一般です。 柿沢仁子さんの作品 「雨のあと 黒き大地をさみどりに 染めて秋そばの 双葉萌え出づ」 井出久子さんの作品 「一歳の曾孫ももしや選手にとそんな夢見て五輪にみいる」が 特選に選ばれました。   受賞者 柿沢さん 「お二人の先生に選んで頂いて、嬉しく思います、 ありがとうございました。 散歩をしていまして、家の周りの景色を詠みました。 これを励みに、また来年も何か景色を 詠んでいけたらいいなあと思っています。」
受賞者 井出さん 「まだまだ未熟で、それこそ慣れないんですけど、 その未熟な歌を選んで頂いて、立派な賞を頂きまして、 本当に恐縮しております。 とにかく、日常の生活の中から気が付いたことを 歌に出来たらいいなあなんて思っています。」
続いて、俳句の部一般です。 石田経治さんの、 「しぼり鳴く 産み月の牛落霜紅」が 特選に選ばれています。   受賞者 石田さん 「大変嬉しいです。選者の方に分かって頂けたっていうのが、 非常に光栄だと思います。もともと馬とか牛とか好きで、 牛舎へ頻繁に通っている中で、孕み牛っていうか、 お腹の中に子どもがいる牛の様子をずっと見ていて、 できたっていう句ですね。小諸は自然豊かな街ですので、 これからも自然見ながら頑張っていきたいと思います。」
続いて、川柳の部一般は 掛川タユ子さんの「高齢化 役目を終えた空き店舗」が 特選となりました。   受賞者 掛川さん 「こういうものをいただけて、とても嬉しいですし、 励みになるかと思います、ありがとうございました。 感じたものを5・7・5に作って発表があれば そういうところに出して、 生きがいって言うには大げさなんですけど、 楽しみながら続けていきたいと思います。」
また、小中学生の部では、市内の児童が優秀賞を独占。 優秀賞に選ばれた作品の受賞者はこちらです。
短歌の部では小諸東中学校2年の 小林里恋さん、 佐藤天悠さん、 水明小1年の田中乙羽さんの作品が 選ばれました。
受賞者 田中さん 「最初は緊張したけど後から慣れたから良かった」
俳句の部では、小諸東中学校3年、 岡田拓歩さん、 東小5年の萩原新さん、 内堀竣矢さん 水明小3年の森瑠夏さんの作品が 優秀賞を受賞しています。
川柳の部では、小諸東中学校1年の 柏木葵心さんの作品が 優秀賞となりました。     
   
 
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