教育の将来像や課題について考える

「小諸市総合教育会議」が、

16日(金)に開かれました。

 

 

「総合教育会議」は、

平成27年度から

国が定める地方教育行政に関する法律の一部が

改正されたことにより、

全国の地方公共団体に設置されているものです。

首長と教育委員との連携を強化し、

教育行政における責任の明確化などを目的としています。

 

小諸市でも、平成27年5月に第1回の会議を実施。

市長と教育委員が小諸市の教育の将来像や課題を共有し、

教育行政を効果的に推進するため

議論する場となっています。

 

3回目となった今回の会議では、まず、

市が進める「音楽のまち・こもろ」が議題に挙がりました。

 

 

市は、音楽好きな若者を育成することで、

市内の音楽文化のさらなる発展をめざしています。

今年度は、防災行政無線の夕方のサインメロディーに

子どもたちが作曲した曲を採用するコンクールを

初めて企画。

 

この作曲コンクールは市民からの評判もよく、

来年度も実施予定ですが、

曲の使用方法は未定となっています。

 

サインメロディー以外の使用方法として、

市長からは、

「市外の人に音楽振興のあるまちとして知ってもらうため、

電車の発車メロディーに採用してはどうか」

といった提案が出されました。

 

これに対し、委員からは。

「駅の出発のサインですかね、10秒足らずだともったいないような気がします。

今商工会議所でも話が出ているんですが、

相生町がさみしくなっているんですね。

あそこにBGMでもあればとてもいいだろうと。

せっかくなのでフルでかけてあげたいなと思います。」

 

 

そのほか、市外のさまざまな大学などと連携し、

学生たちの学びを応援する取り組み、

「小諸キャンパス構想」についても議論が行われました。

市では、島崎藤村の母校という縁から連携協定を結ぶ

明治学院大学をはじめ、

市外または県外の大学や専門学校と連携し、

小諸の文化や自然を生かした事業を展開。

 

今年度は、新たに

慶應義塾大学の学生らの企画による

小諸を舞台にした映画祭や、

日本デザイナー学院の学生らによる

小諸市動物園の動物を擬人化したデザインの制作など

個性豊かな事業が行われました。

 

これに対し委員からは、

「若者に小諸が魅力ある場所として認識されている」

という前向きな意見にあわせ、

「行政の取り組みとして、

今後、IターンやUターンにつなげるなど、

進むべき方向を大学側と協議すべき」といった

提案も出されました。

 

市は今回出された意見や提案をふまえ、

来年度以降の教育行政に活かしていきたいとしています。