信州大学繊維学部の学生有志による任意団体

「ハナサカ軍手ィプロジェクト」。

「軍手ィ」と名付けた

デザイン軍手を使って、

まちを盛り上げようという地域貢献活動です。

この度、「軍手ィ」の販売収益で製作した

子ども用サイズの「ちび軍手ィ」が

野岸小学校に贈られました。

 

 

「ハナサカ軍手ィプロジェクト」は、

上田市にある信州大学繊維学部の学生たち

35人で構成された任意団体です。

この日はそのうち2、3年生4人が野岸小学校を訪れ、

小学1年生53人に「ちび軍手ィ」を手渡しました。

 

このプロジェクトは、

「寒いこの時期、

白い軍手をカラフルにすることで、

町を元気にしたい」という学生たちの思いから

9年前から始まったものです。

デザインから印刷まですべて学生たちが手掛けています。

 

「軍手ィ」の由来は、

「GUNTE(ぐんて)」にI(愛)を入れると、

「GUNTIE(グンティー」と読めることからきています。

 

プロジェクト開始以降これまで、

軍手ィを販売した収益で県内13市町村の小学1生に

子ども用サイズの「ちび軍手ィ」を寄贈してきました。

ことしは県内14市町村9100人分を贈呈。

小諸市への贈呈は、おととしの美南ヶ丘小学校、

去年の水明小学校に続き、

3回目になります。

用意された「ちび軍手ィ」は6種類。

カラフルな手袋にクマや

さくらんぼの柄が入ったデザインなどが施されています。

子どもたちは好きな柄の軍手ィを受け取ると、

さっそく身につけ、

互いに見せあって喜んでいました。

学生たちは軍手ィを使ったオリジナルの寸劇も披露し、

子どもたちを楽しませました。

また、軍手ィを身につけた子どもたちと学生らが、

「手つなぎおに」などをして遊ぶ場面も。

互いに交流を深めていました。

 

お礼に子どもたちは「花笠音頭」を披露。

学生たちは子どもたちの一生懸命な姿に感動した様子で

見つめていました。

 

信大山口さん

「小学1年生のみんなが寒い冬を元気に楽しく遊んでほしいという思いで

私たちも一生懸命作っています。

とてもうれしそうで、私たちもとてもうれしくなりました。

ずっと長く大切に使ってもらえたらなと思います。

来年度で10年を迎えるので更に大きな花を咲かせられるように

私たちも頑張りたいなと思っています。」