小諸市では、

南城公園野球場に愛称を付けることができる、

ネーミングライツパートナーの契約を

市内加増の株式会社大栄製作所と締結しました。

15日(木)には、

市役所で契約調印式が行われました。

 

調印式には、株式会社大栄製作所の塩川秀忠社長と

大栄製作所がスポンサーを務める

千曲川硬式野球クラブの選手ら

それに小泉市長や市の職員らが出席しました。

 

 

大栄製作所が命名した

小諸市南城公園野球場の新たな愛称は

「大栄小諸球場」。

大栄製作所の社名と

小諸という地名が入ったこの名称に市長は―

 

市長

「大栄小諸球場、大変いいネーミングだなと思っております。

市民の皆さん、また球場を使う大勢の皆様方に

親しみをもって愛されるようになるかなと思っております。」

 

 

今回、市と株式会社大栄製作所が契約した

ネーミングライツとは、

市が設置している施設などの名称に、

企業名や商品名の愛称を付けることができる権利、

「命名権」のことを言います。

 

 

命名権者となる

ネーミングライツパートナーからの対価により、

自主財源を確保し、

安定的な施設の管理・運営を行うと共に、

市民サービスの向上や地域経済の活性化に役立てることを

目的としています。

県内では、長野市のホクト文化ホールや、

松本市のキッセイ文化ホールなどがあり

小諸市では初の試みとなります。

 

対象となる小諸市南城公園野球場は、

1989年・平成元年に開設したもので、

スタンドの収容人数は3500人。

 

年間利用者数はおよそ3万人で

プロ野球独立リーグのBCリーグ公式戦を始め、

各種野球大会などで活用されています。

 

 

市では、去年11月からことし1月19日まで

南城公園野球場の

ネーミングライツパートナーを募集。

応募は株式会社大栄製作所のみで、

「小諸市有料広告掲載審査会」が審査を行い、

契約の締結に至りました。

 

 

株式会社大栄製作所は、ことしで創業45年。

市内加増に本社工場を構え、

工場機械の製造販売を手掛ける会社です。

 

 

小諸市に本拠地を置く野球チーム

千曲川硬式野球クラブのスポンサーを務めるなど、

地域の野球振興にも取り組んでいます。

 

塩川社長

「小諸の球場がもっといいものになって、

みなさんが気持ちよく使って頂ければいいな、

そんな思いでネーミングライツをさせて頂きました。」

 

協定期間は、ことし4月から5年間で、

命名権料は1年間につき120万円。

5年間で600万円です。

 

 

また、この日は、

今回のネーミングライツパートナー

契約締結を記念して、

大栄製作所から市へ400万円が寄付されました。

市では、今回寄付された400万円と

 

年間120万円の命名権料を

選手が控えるベンチの雨漏りなど

老朽化が進む球場の補修に充て

大栄小諸球場を

より多くの人に愛される球場にしていきたいとしています。

 

塩川社長

「弊社は千曲川硬式野球クラブを応援していたり、

いろいろグランセローズに関わったりもしていますので、

小諸の南城の野球場がもっともっといい施設になればいいなって

会社の広告というよりも野球場の維持改修費、

そんなものに使って頂ければと思います。

一緒になって小諸市さんと球場がいい球場で楽しい球場になればと思います。」

 

市長

「やっぱり行政でできること、もちろん行政、

一生懸命頑張らなきゃいけないんですけど、

官民協働という部分で、それぞれwinwinになれるように、

民間の活力も活用させて頂きたいという部分では、

小諸市の文化会館や平成の森マレットゴルフ場であったり

天池グラウンドであったりそういうところが

ネーミングライツパートナーさがせるか研究しながら

やっていければと思っております。」