夏の健速神輿で知られる健速神社で、
1年間の無病息災や家内安全などを願う伝統の祭り、
初祇園が9日(火)に行われました。
健速神社の初祇園は、500年ほど前から
毎年1月9日に行われている伝統行事です。
初祇園の神事では、神主が祝詞を奏上し、
氏子総代や祭事委員らが玉串を捧げて
ことし一年の無事を祈願しました。
古くからこの地の守り神として崇敬されてきた健速神社。
この日は地域の人たちが入れ代わり立ち代わり訪れ、
神前に手を合わせていました。
参拝者男性
「(毎年来ていらっしゃるんですか?)はい。ここの隣ですから。
健康で一年過ごせるようにって。」
また、境内では、五穀豊穣や無病息災などを願う「稲の花」
およそ100本が販売されました。
柳の枝に、紅白の団子や縁起物の飾りを付けたこの「稲の花」は、
祭事委員など神社の関係者ら13人が
前日に集まって作ったものです。
訪れた人たちは、一年の無事や豊作などを願い
稲の花を買い求めていました。