日本舞踊明石流家元、明石須磨さんによるリサイタルが、

来月21日(土)文化センターホールで開かれます。

16年ぶりとなる明石須磨さんのリサイタルには、

現在活躍中の俳優の出演も予定されています。

稽古の様子を取材しました。

 

この日は、日本舞踊明石流家元、明石須磨さんと、

明石さんと共演する、俳優の永山たかしさんが、

本番に向けて、稽古に励んでいました。

日本舞踊明石流は、平成8年の6月に創流し、

今年で21年目になります。

家元の明石須磨さんはこれまで、

国立劇場や、

朝日生命ホールなど各種の舞踊会で舞台に立ったほか、

小諸市内で、明石流舞踊会や須磨の会などの

舞踊の会を定期的に開いてきました。

明石須磨さん自身のリサイタルは平成13年以来16年ぶり。

三部構成で行われる演目は全て、

明石さんの構成、振り付けによるもの。

三部の「泡沫の恋 お夏・清十郎物語」は、

惹かれあうお夏と清十郎の身分違いの恋を描いたものです。

恋が実ることなく清十郎を失ってしまうお夏の心の内を

明石さんが情感豊かに舞います。

清十郎を演じるのは、舞台やテレビで活躍する

俳優の永山たかしさん。

4年前に明石さんと出会い、

日本舞踊を始めたという永山さん。

明石流の舞台に立つのは今回で3回目ですが、

明石さんと共演するのは初めてです。

 

「お夏・清十郎の物語」、

明石さんにとってはこれまでに何度も演じて来た

思い入れの深い演目。

物語の途中には、俳優の小倉一郎さんの語りも入る予定で、

2人の俳優が華を添え、

「恋の巻」「別れの巻」「泡沫の巻」の3つの物語を

1時間15分に渡って演じます。

 

明石須磨さんにとって、16年ぶりとなるリサイタルは、

来月21日(土)午後12時30分から

文化センターホールで行われます。

当日は特別出演となる小倉さん、永山さん2人をはじめ、

賛助出演で、薩摩琵琶奏者が演奏する他、

明石流の踊り手、

また、りんどう会とその仲間たち、

童謡と唱歌を愛する会も出演する予定です。

入場料は3000円で、明石流事務局で取り扱っています。