佐久地域11市町村で構成する佐久広域連合では、
障害者が地域で安心して暮らせる社会や
支援の向上に努めています。
その一環として、連休最終日となった20日(月)には、
音楽グループSPEEDの元メンバーで、
現在、参議院議員を務める今井絵理子さんを迎え、
「障害」をテーマにした講演が
佐久平交流センターで行われました。
講師を務めた今井絵理子さんは、
人気音楽グループSPEEDの元メンバーで、
現在は、参議院議員を務めています。
聴覚障害のある12歳の息子をもち、
各地で、障害のある人や、支える家族を笑顔にしようと、
講演やボランティア活動を行っています。
今井さんは、この日、来場者およそ450人の前で、
聴覚障害者である息子と歩んできた経験をもとに、
「障がいもひとつの個性」というテーマで話しました。
今井さんの息子の礼夢くんに聴覚障害があるとわかったのは、
生後3日目。
悩みながらも、息子のために明るくいようと決めた今井さんは、
障害に対する世間の暗いイメージを払拭したいと、
9年前に、テレビ番組で、息子の聴覚障害を公表しています。
講演では、多くの人に、障害を正しく理解してもらいたいと訴えました。
また、同じ境遇にある母親と交流し、手話を覚えたり、
各地のろう学校や盲学校で
音楽を通じたボランティア活動をしたりする中で、
障害に対する社会の壁を感じたという今井さん。
「政治家として、
障害者や子どもたち、すべての人がお互いに認め合い、
住みやすい環境作りに向け、尽力したい」と
決意を新たにしていました。