映画やドラマなどの撮影の誘致を行っている
小諸フィルムコミッションでは、
第9代小諸藩主 牧野康哉公の残した功績を多くの人に伝えようと、
今年1月に、「漫画牧野康哉公物語」を出版しました。
これを記念した講演会が、
先週18日(土)、ベルウィンこもろで開かれました。
この講演会は、小諸フィルムコミッションが、
小諸藩第9代藩主・牧野康哉公を主人公とした漫画の出版を記念して行いました。
来場者およそ80人に冊子にまとめた漫画が配られ、
小諸フィルムコミッションの牧野和人会長が
幕末の名君と呼ばれた康哉公について紹介しました。
康哉公は、天保の大飢饉の際に育児手当や養老手当を実施し、
子どもや高齢者を積極的に救済した人物として知られています。
当時、死の病として恐れられていた天然痘が流行した際には、
予防接種である種痘を領民に行い、多くの命を救ったといいます。
第一部の講師を務めたのは、
小諸北佐久医師会の坂口宇多彦会長です。
康哉公の偉業について、現代の医療と絡めて講演しました。
「福祉の充実や向上で、小諸に元気や誇りを取り戻す手助けを
医師会でも行っていきたい」とし、
地域の医療を支えるには各機関の連携が必要だと話しました。
小諸フィルムコミッションは、小諸の名君を知ってもらうことで、
郷土に誇りをもつきっかけにしてほしいとしています。