25日から27日にかけて、佐久市の創造館では、
書や篆刻、刻字を飾った展覧会が開かれました。
この展覧会は、小諸市在住の書家、依田行舟さんの
門下生たちの作品を発表する場として
毎年開かれているものです。
18回目の開催となった今年は、
小諸市を拠点に活動している「一葦書会」をはじめ、
東信や北信地域から、94人が出展。
会場には、刻字や篆刻など、
門下生たちの力作がずらりと並びました。
会場で特に注目を集めていたのは、
縦1メートル35センチ、横4メートル20センチの
大きな刻字作品です。
これは、今年1月に東京都美術館が主催して開いた
「TOKYO 書 2016」に、
日本刻字協会の代表として出品されたものです。
迫力の筆遣いや「かすれ」などが、見事に表現されています。
その他にも今年は、
従来の作風に現代アレンジを加えたものや、
西洋風に仕上げられた個性的な作品も数多く並び、
訪れた人たちを楽しませていました。