「こども食堂」という取り組み、みなさんはご存知でしょうか。

子どもたちが一人で食事をとる「孤食」の増加が

問題となっている中、

子どもたちに、地域の人たちと

楽しく食事する場を提供しようと、

全国各地で広がっている取り組みで、

今年に入り小諸市でも進められています。

先週16日(土)には、今年5回目となる

「信州こども食堂inこもろ」が、

相生会館で行われました。

 

この日、会場となった相生会館には、

およそ20人の子どもたちと保護者ら、

あわせて30人の親子が集まっていました。

小諸市では、今年1月から、

食を通じて世代を超えた交流を図り、

地域の子どもたちの居場所を作ろうと、

有志による実行委員会が中心になって、

この「こども食堂」の取り組みを行っています。

 

この日のメニューは「流しそうめん」。

そうめんの他に、トマトやキュウリなどの野菜、

そして、「ホタルイカ」まで用意されました。

地元坂の上小学校から借りてきたという

立派な「流しそうめん台」の周りに、子どもたちが集まると、

大人たちが、そうめんなどを流して行きます。

子どもたちは、流れてくるそうめんや野菜などをすくうことに夢中な様子で、

声を上げながら、楽しんでいました。

現在は、坂の上小学校区の子どもたちを中心に行われている「信州こども食堂inこもろ」。

小諸市の市民活動促進事業補助金制度を活用し、

市から20万円の補助を受け、食材などを購入している他、

こども食堂の取り組みを支援している、

「NPO法人ホットライン信州」から食材の提供を受けているため、

親子の参加費は無料です。

 

参加するリピーターも増えてきているということで、

実行委員会では、この活動が市内全域に広がるよう

努めていきたいとしています。