佐久市を拠点に活動し、2009年に廃部となったTDK千曲川硬式野球部の選手らが、

今年1月、小諸市初となる小諸を拠点とした社会人野球チーム「千曲川硬式野球クラブ」を結成しました。

 

千曲川硬式野球クラブ。

現在の登録選手数は19人です。

クラブを立ち上げたのは、TDK千曲川硬式野球部の元選手たち。

TDK千曲川は、都市対抗野球の本大会へ2回、日本選手権へ5回出場するなど

北信越きっての強豪チームでした。

しかし、景気悪化の影響を受けて2009年に廃部。

選手らは秋田県のTDK硬式野球部や佐久市の社会人チーム・佐久コスモスターズに移りました。

その後、選手らはそれぞれのチームでプレーを続けてきましたが、昨年の11月、

佐久コスモスターズに移籍した赤羽大(あかばね・だい)さんら選手4人が、

「もう一度、自分たちのチームで野球がしたい」との思いから退団。

小諸の企業などの支援を受け、新チーム「千曲川硬式野球クラブ」を立ち上げ、

今年の1月31日付けで日本野球連盟に加盟しました。

クラブでは、大学の野球部などを回り、選抜高校野球の優勝経験者を始めとする

実力のある若手選手をスカウトしたほか、今月2日に開いたセレクションで3人の入団を決めています。

また、監督にはTDK千曲川で13年間指揮をとっていた関本広明(ひろあき)さんが就任しています。

チーム目標は、社会人野球の主要3大会である都市対抗野球、日本選手権、

クラブ選手権の本大会への出場です。

若手からベテランまで選手層が厚いのがチームの大きな特徴。

連携の仕方次第では大会で台風の目となる可能性も秘めています。

現在は個人トレーニングが中心となっていて、全体練習は、現役大学生が合流する

今月23日から開始される予定です。

5月12日からは、クラブ選手権大会と都市対抗野球大会の予選が始まります。

デビュー戦となる第1試合目は、5月12日の午前9時から、長野オリンピックスタジアムで

行われる予定です。